しゃくしゃく余裕で暮らしたい

好きなものを全部愛する

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ①事の発端+持ち物編

こんにちは。

何か書きたい、って時に、話題を問わずこのブログに書いていこうと思います。恥ずかしくなったら消すかもしれない。

 

本記事以降、どこまで続くかわかりませんが2019/1/23(水)〜2019/1/28(火)に決行してきた「ISUヨーロッパフィギュアスケート選手権2019観戦旅行inベラルーシの備忘録を書いていきます。ヨーロッパフィギュアスケート選手権(以下ユーロ)そのものについての記述は控えめに、どこかで誰かの役に立つ可能性もなくはないため「1月にベラルーシまで行こうとすると何が必要か、旅行のためにどんな準備をしたか、現地で何が起こったか」等が中心です。よろしくお願いします。

 

興味のある人はスクロールしてネ。

 

登場人物

・私(mochimochi_fs)

海外経験は中学生の頃家族で行った中欧3ヶ国(チェコオーストリアハンガリー)をまわるツアー旅行のみ。英語は日常会話レベルならぼちぼち。スケート関係のロシア記事をいろいろ読み漁った結果キリル文字はなんとなく読めるようになった。2016年からスケート観戦にハマる。シングルだけでなくペア・アイスダンスも好き。2018年のジャパンオープンとカーニバル・オン・アイスを現地(たまアリ)で観た以外は観戦経験なし。

・Aちゃん

私の大学の同期。ロシア留学経験者でロシア語は読み書き会話問題なし(に私には見えた)。海外旅行経験多数。シングルを中心にライトに観戦してる。留学中にロステレコム杯を観に行ったことがある。

 

事の発端

私はもともと海外での試合観戦に漠然と憧れていました。観客の雰囲気とか、なんとなく自由な感じとか、もちろん日本での試合にあるようなチケット戦争もあまりないし、時間とお金さえ許せば行ってみたい、と一昨年あたりから考えてはいました。かつ、私は応援している選手がヨーロッパの国所属であることが多かったので、いつか絶対ユーロに行きたい!と夢見ていました。

ユーロについてはwikiをご参照。競技記録が1891年から残っている、伝統ある大会です→

ヨーロッパフィギュアスケート選手権 - Wikipedia

ただユーロはチャンピオンシップというだけあって競技日程が長く、時期も1月下旬で期末試験や卒論提出と重なるというのもあり大学生時代にその夢は叶わず。社会人になってしまいました。

 

と、ここまで長々書きましたが一生終わらなさそうなので端的に言うと、ノリです。

今度のユーロはベラルーシでやるらしい、Aちゃんもユーロには興味示してくれてたし(多分)、彼女がいれば言葉の壁はなんとかなりそうだし、物価安そうだし、次いつ行けるかわからないし…。

じゃあ行っちゃうか!

 

そして現在に至る。

なお、このノリへの追い風になったこととして「航空券がとても安かった(また別の記事で詳しく書く予定)」「これまで5日間を超えて滞在する場合に必要だった観光ビザの条件が緩和され、30日間までなら条件付きでビザなし滞在できるようになった(これについては後述)」の2点が挙げられます。ノリがあれば何だってできる。

 

ベラルーシについて

今回の旅行の目的地ベラルーシについて、簡単に説明します。

・東はロシア、南はウクライナ、西はポーランド、北はラトビアリトアニアに囲まれた内陸国。首都はミンスク

旧ソ連。現在進行系でドンパチやってるウクライナとは対照的にロシアと仲良し。別名「白(はく)ロシア」。ロシア人はパスポートなしで入国できるらしいです。

・通貨はベラルーシ・ルーブル

公用語ベラルーシ語とロシア語だけど、ロシア語さえわかれば支障なく生活できそうだと感じました。ベラルーシ語はパッと見ロシア語に似てるけど、単語も割と違うように感じるし、文字もよく見ると少しずつ違う。Aちゃんはベラルーシ語は読めないと言っていました。英語はカタコトで通じるかという程度。タクシーの運ちゃんとかは全然わかってなさそうでした。

・大統領による独裁政治が続いているそうです。

 

持ち物

本記事の主題にやっとたどり着きました。

1月下旬のベラルーシに6日間滞在するために私が持っていき、かつ持っていってよかった、必要だったと思うもの、あるいは持っていったけど必要なかったと思うものを以下に挙げていきます。前者は普通の黒字、後者は青字で書きます。かなり長いです。

 

・滞在日数分のセーター→ユニクロの普通のメリノウールのやつがほとんどでしたがダウンコートがあれば特に問題ありませんでした。室内であれば暖かいので。

ユニクロの防風パンツ→穿くとめちゃくちゃ暖かいです。本当に防風してくれるのでおすすめ。

ヒートテック(普通のやつ、数年着続けてクタクタになってる)→海外でもお世話になりまくりです。

ヒートテック(新しく買った極暖モデル)→極暖にするほどではなかったです。あと新しかったのもあって着用すると窮屈に感じてイマイチでした。

・下着→ロスバゲ対策に、1泊分は手荷物に入れておくと安心できます。

ヒートテック靴下→ヒートテックだから暖かい!とかは特に感じませんでしたがタイツの上に履く分には無難に防寒になります。

ヒートテックタイツ→もともと日本で使っていたものをそのまま持参。防風パンツと合わせると最強です。

・ダウンコート→旅行中ずっと着てました。L.L.Beanの定価3万ほどのものを正月セールで2万で購入。アウトドアブランドだと外さないと思います。軽くて洗えるダウンでいい製品でしたが、静電気がすごくて髪の毛まみれになることも。丈が膝まであるとかなり暖かいです。フードをかぶれば頭と耳も寒くないです。現地の人たちはダウン7割、帝政ロシア時代の貴婦人みたいなもふもふ毛皮コート2割、その他1割って感じでした。

・手袋→現地では少しでも肌を出してると刺すような寒さを感じます。必ず持っていきましょう。

・マフラー→同上。

・スノーブーツ→少しでも降雪・積雪がある地域の場合は防寒・防水の2つの意味で用意した方がいいです。ただし、路上に撒かれた融雪剤で靴底が傷むので高すぎないものを。私は東京○流通センターで買いました。現地で雪が降っていなくても、ショートカットのために雪かきでうず高く寄せられた雪の上を乗り越えるみたいな場面があったので防水性能もなるべく高い方がベター。

・カイロ(貼らないタイプ・貼るタイプ・靴下用の3種類)→今回はほぼ使いませんでしたが屋外にいる時間が長いなら必要だと思います。靴下用カイロは帰国後に活躍してます笑

・ニット帽→今回の旅行では外にいるのがほぼホテル・会場間の往復のみだったので、コートのフードをかぶれば概ね事足りました。ただフードだと一気に視界が悪くなるので、帽子の方がその点では不満ないと思います。なお髪がグチャグチャになります。

・折り畳み傘【3/10追記】→コートのフードでなんとかなります。コートにはスキーウェア用の防水スプレーなんかをかけておくといいかも。現地では何度か雪が降っている場面がありましたが、傘をさしてる人は多分1人も見ませんでした。ただし、本件とは別としてマッキントッシュフィロソフィーの折り畳み傘は超軽くてコンパクトなので国内の旅行とかにはオススメします。笑

・あったか系ルームウェア(スウェットパンツ、トップス、ボアパーカー)→ホテルにあるとは限らないのでルームウェア自体は持っていった方がいいと思いますが、部屋の暖房がとても利いているので寝るときは暑いくらいでした。ごく普通の綿素材のもので充分だと思います。ただし、空調対策として機内に持ち込むのはアリ。

・ウルトラライトダウンジャケット→着る場面がなかったです。機内もそんなに寒くなかった。

・バスタオル→ホテルに行ってみてなかった!!となるよりはスペース食うとしても持っていく方がマシです。

・フェイスタオル→同上。

・充電機・ケーブル類

・プラグ用のアダプター→ベラルーシはCタイプが主流のようです。

・変圧器→充電用のアダプターとかは変圧せず普通に使えました。事前に調べておけばわかることですし、かなり重かったのと手荷物検査での説明がめんどくさかったので持っていかなければよかったです。

スマートフォンHUAWEIの中古品。これについては別記事にて)

iPod→機内の暇つぶし用。

・イヤフォン(ワイヤレスのも持ってますがなくしたくなかったのでiPhone付属の有線のもの)→同上。

・モバイルバッテリー(Anker PowerCore 10000)→トランジットでの肝です。こちらも詳細は別記事にて。

・SIMピン→スマートフォンのSIMを入れ替えて現地でインターネットを使う場合必須。

・デジカメ(SONYの普通のコンデジ)→かれこれ7、8年前に買ったもので立ち上がりが遅く、かといってすごく綺麗に撮れるわけでもないのでなくてもよかったかな。ほとんど使いませんでした。

・観戦用クッション→あると楽ではありますが、立ち上がるとき煩わしいです。会場の椅子は割と優しめの素材だったのでなくてもさほど問題はなかったですが、コンパクトなものを用意したので持っていったのを後悔とかいうほどでもないって感じです。モスクワのメガスポルトなど頻繁に試合で使われる会場であれば動画等でどんな椅子か確認できますが、そうではない会場だった場合は腰が終了しかねないのであるに越したことはないかも。

・ネックピロー(無印のフードつきのやつ)→首につけるとかなり暑くてむしろ寝苦しかった…。首元の留め具を外して棒状に伸ばして腰の後ろに置いたり本来とは違う使い方してました笑

・耳栓→機内でうるさい団体とかいびきおじさんとかにかち合った時用。

・折りたたみスリッパ→機内でもホテルでも使えます。安宿だとスリッパがないこともあるし、かといって外履きではリラックスしづらいです。

・小さくたためるショルダーバッグ(無印のやつ)→行きの手荷物はロスバゲ対策で着替え類を少し入れていたので小さめのボストンバッグでしたが、現地に着いてからはこのバッグに携行品を入れて行動していました。

・眼鏡

・エコバッグ→スーパーでは何も言わないと袋に入れてくれないことが多いみたいです。

・化粧品類

・シャンプー類

洗顔フォーム・クレンジング類

・歯ブラシ→海外ホテルのアメニティの歯ブラシはかなり巨大でした。

・フロス→トランジット先の空港などで、歯ブラシは乾かす時間がなくて使えない時に使い捨てで口をスッキリさせられたのでよかったです。

・ヘアスタイリング剤

・スキンケア用品

コンタクトレンズ

・処方薬→薬類は滞在日数分+予備をしっかり用意。入れる場所を2つに分けました。

・葛根湯

・胃薬

・目薬

・生理用品→私は低用量ピルで月経周期をコントロールしているのでポーチに数個入れておくのみでしたが、そうでない人はぶつからなさそうだとしても念のためパックで持っていった方がいいと思います。

・のど飴

・マスク(普通のと、のどぬ〜るぬれマスク)→主に機内の乾燥対策用。のどぬ〜る…は今回初めて使いましたが、濡れたフィルターの重みでだんだんマスクがずり下がってくるのがイマイチでした。潤ってる感じはしました。

・蒸気でホットアイマスク→使わなかったです。

・現金(日本円1万円ほどと、あらかじめ両替しておいたユーロ€150)→ユーロは現地通貨に両替する用+ビザなし入国の条件にあったためです。後述。

・クレジットカード(VISA2枚とmaster1枚)→メインで使っているVISA1枚でほとんど決済できましたがたまにエラーで使えないこともあるので数枚あるといいです。私も1回だけ別のカードで決済しました。ちなみにベラルーシはクレジットカード決済がかなり普及していて、路上にある雑誌やタバコを買えるキオスク的な売店にもカードリーダーがありました。現金以外使えなかったのは大会会場の売店くらいだったと思います。

・キャッシュカード(3枚)→こんなに持ってかなくてもよかったかな。落とすリスクも想定しておきましょう。

・パスポート

Suica

・航空券のe-ticket控え→手荷物と預け荷物それぞれに1部ずつ入れておきました。

・旅行保険の控え→同上。航空券を予約した時に一緒に加入した損害保険です。ただ、先述のVISAカード海外旅行保険がついていたので入る必要はあまりなかったっぽい…。使っているカードを確認してみましょう。

・ユーロ観戦チケット→同上。

・ユーロの大会スケジュールを印刷したもの

・非常食のSOYJOY数個→食いっぱぐれた時用。まあかさばるものでもないし持っていってもいいと思います。

 

番外編 持っていかなかったけど持っていけばよかったと思うもの

・歯ブラシキャップ→帰国する日など、濡れた状態でポーチに入れざるを得ないことがあったので。

・機内用イヤフォンジャック変換アダプタ→使った飛行機のオーディオが2つ穴のものだったので。復路で隣だったスロベニア人のお兄さんが使ってていいな!!ってなりました。

 

そういえば、スケート観戦の定番である国旗やバナーですが用意したり制作したりする余裕などなく、そもそもなくていいわと思ってたので1枚も持ってないし持っていってないです。国旗だと扱いに気を遣いますし(グチャッとかばんに突っ込むとか、シワシワ状態で持つとかもってのほか)、かさばるので。でも現地のロシア応援団の皆さんなど楽しそうでいいなとは思いました。

 

はー長かった。持ち物についてはとりあえずこんなもんで。また思い出したら追記するかもしれません。

 

ベラルーシへのビザなし入国の条件について

 ビザなしの30日間 - 駐日ベラルーシ共和国大使館

ベラルーシ、観光目的のビザなし滞在期間を30日に延長 | ビジネス短信 - ジェトロ

2018年7月24日発令の大統領令で、これまで5日間だったビザなしで滞在できる最大日数が条件付きで30日間に延長されました。観光振興が狙いらしいです。詳しくは上記サイトご参照。

大使館サイトからビザなし滞在の条件を引用すると、

「ビザなしの30日間」で入国する際必要な書類:

1)パスポート(外交パスポートと公務パスポートは対象されません)

2)海外旅行保険書 (死亡保証金:EUR1万以上)

       (!) ミンスク国立空港で購入が出来る

3)入国カード(飛行機で配られています)

4)お金 (現金や残高証明書)

  (!) ・1日あたり/BYN 49 = EUR 20 (JPY 2580) 

    ・30日あたり/BYN 1470 = EUR 600 (JPY 77400) 

以上です。以下、実際に行ってみた立場から簡単に補足します。

 

1.については普通の旅行者であればまず問題ないです。

2.が曲者です。大使館サイトの書き方だと、死亡補償金の額をクリアしていれば日本で購入した保険でも問題ないように思われますが、ジェトロのサイトでは以下のような記述になっています。

 (3)ベラルーシ国内で有効な1万ユーロ相当の医療保険海外旅行保険

日本で購入した保険だと太字部分を満たすかどうか不明です。また、現地に着いてみると割と有無を言わさず保険購入の窓口まで行かされたので、現地で購入した方がいいです。私たちの場合6日間滞在で€6の保険料を支払えば大丈夫、とのことでした。窓口でパスポートを見せて、用紙に署名をすれば買えます。

f:id:mochimochi_fs:20190302172510j:image

↑【3/2追記】保険料を支払うともらえる保険の案内と加入証明書的なやつ。下の紙の真ん中あたりにInsurance premium, 6.00EURとあります。右下の部分に署名をします。

3.については、機内で配られることもなく、空港で見せるように言われることもなかったので条件にはもう入っていないのではと思います。どちらにせよこちらで準備するものではないので1.同様特段気にすることはないです。

4.については、大使館に問い合わせたところベラルーシ・ルーブル、ユーロ、ドルのどれでもOKと言われたので私にとっては一番使い勝手の良さそうなユーロを用意しました。€20×6日=€120として、日本の現金ショップで少し多めに€150で両替しました。若干円高の時に両替しましたが18,000円くらいはしました。ベラルーシ・ルーブルは日本の空港で円から両替できる可能性もありますが、レートが良くないと思われるので現地でユーロから両替しましょう。余ったら二度と使えない可能性の方が高いですし。ちなみに、現地に着いて以降所持金をチェックされたことは一度もありませんでした。よっぽど怪しくない限りは所持金が上記規定より少なかったとしても普通に入国できる気がします笑

 

次回予告

さて、持っていく物と入国条件を確認したら、旅行前にしておく他の準備を進めましょう。次の記事では旅行前にやっておいたその他の準備についてまとめます。航空券の手配、ホテルの決め方、ユーロの観戦チケット、通信手段について、などをお送りする予定です。

それでは。