推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ③iPhone高級文鎮化事件編
こんにちは。花粉のない世界に行きたいです。
- 前回までのあらすじ
- SIMロック解除手続き完了(出発2日前の夜)
- バックアップ→初期化作業開始
- バックアップデータを復元できない?
- iPhone、沈黙
- 出発前日、iPhone、依然として応答せず
- 最低限の端末設定を終え、就寝。そして旅行当日へ
- 次回予告
前回までのあらすじ
mochimochi-life.hatenablog.com
事前にしておくべき根回しを概ね済ませておいて、いよいよ出発当日…と行きたいところですが、今回は出発2日前に起こった旅行に持っていくつもりだったiPhoneが突然高級文鎮になってLINEも写真も何もかも見られなくなっちゃったよ事件についてです。もう1ヶ月半ほど前の話になるので色々とうろ覚えになっており申し訳ないですが、興味のある方はお付き合いください。
(①の記事の持ち物の項にまた追記しました。折り畳み傘持ってったけどいらなかったよって話です→
推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ①事の発端+持ち物編 - しゃくしゃく余裕で暮らしたい)
SIMロック解除手続き完了(出発2日前の夜)
ことが起こったのは出発2日前。私はauショップにてSIMロック解除の手続きをしてもらい、19時前頃に帰宅しました。
ショップでロック解除手続きをしてもらうと完了しましたよーみたいなことが書かれた紙をもらうのですが、端末自体には変化が起こらないため本当にロック解除できているのかが不明でした。しかも、この時スタッフの人からはロック解除した旨が記載されたSMSがiPhoneに届くはず、と説明を受けたのにいつまで経ってもメッセージが届かず、不信感が増していました(ちなみにこのSMSは未だ届いていません。auはクソ)。3,000円取られたのに実は解除できてませんでしたなんて展開だったらたまったもんじゃない。ベラルーシに着いてからiPhoneが使えない!ってなったら困るどころの話ではないです。
そこで自分で調べてみたところ、端末のSIMロックを解除できているかどうかを他社のSIMカードを挿入してみる以外で確認する方法が出てきました。既に手続きでお金がかかっているので他社SIMをわざわざ購入したくなくて、無料で確認する方法を探しました(今となっては多少お金がかかっても他社SIMで確認するのが一番確実かつ安全だったと思います…)。
このページにある、「iPhoneのデータをバックアップした上で、一度データを初期化し、その後バックアップデータから復元する」という方法を取ることにしました。
※以下、本記事で指す「バックアップ」とはiTunes接続時に手動で行うバックアップのことを指します。
バックアップ→初期化作業開始
この手順を踏む中で使用した機器とスペックは以下の通り。
・iPhone SE(作業するにあたってiOS最新版にアプデした記憶あり)
・PC①(Windows 7搭載。高校生ぐらいから使ってる化石のようなDELL機種。iPodと同期する用のiTunesが入ってる。ただでさえ古いのにWindows Updateを放置しまくってた上に容量もパンパンに近いという地獄みたいなPC)
・PC②(Mac OS High Sierra搭載。大学入学時に購入。iPhoneと同期する用のiTunesが入ってる)
既に若干フラグ立ってる感がありますが、進めていきます。
少し話が逸れるのですが、私は昨年12月にAppleのバッテリー無償交換プログラムを利用していてその時にPC①のiTunesで端末のバックアップをとっていました。なので今回もPC①でバックアップ→初期化→復元の作業を行おうとしていました。これがすべての発端です。
バックアップ作業は時間こそかかったものの完了できました。この後、iPhoneをiTunesに接続したまま初期化します。まっさらなiPhoneになりました。すると、先ほどの記事中にある通り、iTunes上に「iPhoneのロックが解除されました」というポップアップが表示されました。SIMロックはちゃんと解除されていたみたいで、ひと安心です。この時点で20〜21時。
バックアップデータを復元できない?
さて、今度はデータの復元を始めます。すると、iTunesでエラーが発生し(メッセージの詳細内容は覚えていません、ごめんなさい)、作業が進まなくなりました。iTunesの更新してなかったからかな?とアプデを試みたところ、PCの方でドライブの容量が足りないのでアプデできないという警告メッセージも出ました。えーっそんなあ…と思いながらディスククリーンアップやらなんやら試してみます。Windows Updateなども試しました。この時点で夜の23時くらいです。
なんやかんやしていると復元を再開することができたのですが(結局iTunesのアプデは諦めた気がする)、iTunesで「iPhoneのソフトウェア更新が必要です」というようなメッセージが出ました。はて、さっきアプデしたんだけど…と思いつつ更新しないと作業が進まなさそうだったので「OK」を選択。「iPhoneを待機中」というメッセージに変わりました。
iPhone、沈黙
しかし、このあたりから雲行きが怪しくなってきます。普通iTunes上でソフトウェア更新とかをやったら作業の進捗がバーで表示されて徐々に進んでいくと思いますが、今回のケースではバーが表示されず、「iPhoneを待機中」のまま全く進みません。何度かアプデ中断→再開やiPhone再起動などを繰り返していたら、ついに画面上にAppleロゴが出たままiPhoneが固まってしまいました(いわゆる「りんごループ」状態)。
さすがの私もこれは何かおかしいと感じ、同じ事例がないかどうかをググり始めました。
どうやらソフトウェア更新に失敗したらしいことがわかります。そして上記記事にあるような復旧作業を何度か試みたのですが、何をしてもエラー画面が出て、iPhoneの方は相変わらずうんともすんとも言いません。「あ、これ詰んだかも」と思いながらも、ググれるだけググってその間PC②にも繋ぎ直してみるなどしてみましたが、やっぱりエラーメッセージが出て状況は変わりませんでした。この時点で24時を回っており、明日の仕事どうすんだ…つーか明後日までに治んのか…という絶望感も加わってきます。
修理に持っていくことも一応考えましたが、上記の通り出発前日の夜まで仕事があり、翌日のフライトは朝8:30ということでこりゃ無理ですわ〜という感じで諦めました。
ということで、「自分でなんとかするか、なんとかならなかったらiPhoneは旅行には持っていかない。他の端末を用意するしかない」という結論に。既に時刻は深夜2時すぎ。いくらなんでも仕事に支障が出てしまうので何かしらの奇跡が起こることを祈りながら寝ました。
出発前日、iPhone、依然として応答せず
朝起きてiPhoneを確認。画面はやっぱりAppleマークのままでした。Wi-Fi接続できるiPod touchを持っていたので、取り急ぎMessengerアプリをインストールしAちゃんにLINEが使えなくなった旨を連絡してから出社しました。数時間後に充電が自然に切れて電源が落ちてから再起動をまた試してみましたが変化なし。完全にただの高級文鎮になっており、絶望が深まります。
腹をくくった私は、iPhoneに代わるSIMフリースマートフォンを用意して間に合わせで使おうと決心しました。幸い職場から秋葉原がそこそこ近かったため、退勤後ダッシュで電気街の中古スマホショップへGO。店員のお兄さんに事情を話し、翌日からベラルーシに行くので現地のプリペイドSIMを使いたい旨を伝えました。「べ、ベラルーシですか!?」とビックリしつつも現地の通信事情をその場で調べて周波数帯と対応機種を教えてくれたお兄さん、その節はありがとうございました。
本当はもともと使っていたauのSIMをそのまま入れ替えて使える端末がよかったのですが、auのVoLTE SIMに対応している機種はほとんど2〜3万円オーバーだったので買えず、HUAWEIの端末を買ってiPhoneが復旧するまでの間は国内用のプリペイドSIMを別途購入して使うことにしました。ただiPhoneのSIMロックを解除したかっただけなのに、こんな展開になるとは誰が予想していただろうか。
ちなみにHUAWEI端末はこういうやつです。中古でおよそ1万円。
左が当時文鎮化していたiPhone。現在はお陰様で無事復旧しています。写真で分かる通りそれまで使っていたiPhoneよりかなり大きかったので扱いにくかった…。そして値段相応にモッサリしていて使うたびにまあまあイラついてました。でも君には感謝してるよ。
最低限の端末設定を終え、就寝。そして旅行当日へ
秋葉原から帰宅し、端末にSIMを入れてアクティベートします。この手順については詳しくは書きません。LINEこそ使えないものの、Wi-Fiがないところでもインターネットができるようになった安心感は言いようのないものです。インターネット万歳。
自宅から空港までの移動用に乗換案内アプリをインストールし、その他TwitterやInstagram、Messenger、グーグル翻訳、為替換算アプリ等を入れておきました。AndroidだとデフォルトでGoogle系のアプリが入っているのが便利ですねー。
Aちゃんと明日4時半に応答なかったらモーニングコールよろしく〜wなどと軽口を叩き合いつつ23時過ぎ頃に寝ました。
次回予告
次回からようやく旅行そのもののレポが始まります。前置きが長くてすみません。北京空港1時間半トランジットの軌跡、ミンスク空港で大量の中国人に惑わされるプチ混乱からのいよいよ人生初のフィギュアスケート観戦!までお届けします。