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Spitzbergen 30th Anniversary Tour GO! GO! スカンジナビア vol.8(ゴースカ8)備忘録&雑感

10月11月の振り返り記事も書けてない……どころか2022年終わる!?けど総括的な記事は来年に持ち越して、忘れないうちに本件を記録したく。かなり長い&オタクな内容ですがよろしければお付き合いください。

 

11月12日土曜日はゴースカに行った。前回は2018年で4年ぶりの開催、参加しはじめたのは2012年のvol.5からなので、もう10年、4回目になる。いきなり個人的なこと書くけど、直前までコロナ罹患してたので、療養明けに間に合って本当に良かった〜神様ありがとう〜という気持ちで桜木町に向かった。

関内でビリヤニ食べてから悠長に物販へ向かったら欲しかったトレカが完売して買えず、いきなり出鼻をくじかれるも、友人と合流して療養明け即ビールをキメて回復。ランドマークのシェイクシャック机広々でそこまで混んでないのでおすすめ。

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この日のセトリはこちら。

 

01.君と暮らせたら

02.三日月ロック その3

03.恋する凡人

04.俺のすべて

05.あかりちゃん

06.猫になりたい

07.桃

08.僕はきっと旅に出る

09.砂漠の花

10.紫の夜を越えて

<4人がセンターステージへ移動>

11.仲良し

12.ナンプラー日和

13.謝々!

14.エンドロールには早すぎる

<4人が前方ステージに戻る>

15.愛のことば

16.運命の人

17.8823

18.夜を駆ける(会場3位)

19.スピカ(会場2位)

20.大好物(会場1位)

EN01.あかさたな

EN02.サンディ(新曲)

EN03.1987→

 

  • セットについて

前方ステージセットはメンバーが描いたイラストをネオンサインっぽくしていて、とても可愛かった。あれをTシャツにしたら良いのに。田村さん画の羊を採用してくれてありがとう。MCではガーベラ(※)の方をいじられていたけど、どう考えてもいじるべきはあのゆるすぎる羊。真面目な曲で急にポッ…と羊が光ると面白さがすごい。

ほか、マサムネさん画のラジカセのイラストについて マ「ハチミツが売れたお金で買ったソニーのラジカセで、まだ家にある。取り出し口のボタンが効かなくなってて無理矢理開けてる(笑)」田「(もっと良いラジカセ買えたでしょというニュアンスで)ハチミツってそんなに売れてなかったっけ!?物持ち良いね〜」的なMCなど。

Spitzbergenのメンバー手書きロゴはあかりちゃんのサビラスト「あかりを見よう」のところでiの字だけが赤い炎と白いろうそくのように光っていて、凝ってるなあと思った。

TwitterのMCレポで「コスモス」と言っていた、というものを見たけど、「ガーベラ」って言ってたぞ。ささやかな主張

 

  • セトリ各曲について(極めて率直な感想を含みます)

君と暮らせたら〜俺のすべて

1曲目から君と暮らせたらが来るとはつゆも思ってないので慄く。冒頭の歌詞が「緑のトンネル抜けて」で、ちゃんと緑の照明になっていて安心した。夢オチで終わるのが勝手ながらスピッツっぽくて好き。

俺のすべては田村さんがCメロのコーラスに若干間に合ってなくて笑顔になった。てっちゃんのマイク使って良いのに。マサムネさんがこっち来た時はさすがの私もマサムネさんを見た。(普段は田村8割他2割)俺のすべてはなんぼやってもいいなあ。基本ワンマン限定でやるからいい具合に飽きないのかも。

 

あかりちゃん〜紫の夜を越えて

どうやらあかりちゃんはライブで初めて聴いたらしい。ゴースカ7(前回)で一部の会場でやった模様。久しぶりにゴースカ5のお土産DVDでも観るか、、など考えた。ええ曲ですね。

猫になりたいって殿堂から外れたんだっけ?結局やるんかい。みんな好きねえ。

みんな桃好きねえ。(この辺からあーこういう感じかと察し始める)

僕旅は桜木町繋がりで、横浜サンセット2013で歌詞を飛ばしたマサムネさんを思い出すなどした。歌詞飛ばし今回はなし。

みんな砂漠の花好きねえ。。

 

仲良し〜謝々!

この4曲はセトリに書いた通り、センターステージでの演奏。これまでゴースカといえばライブハウスメインで、最大でもZepp規模のとてもこぢんまりしたライブだった。アリーナ会場でどうしても生まれてしまう観客との距離を、どうにか縮められないかと試行錯誤してくれた結果の2ステージ制と理解した。仕方ないけど、音がオヨヨ…となる時があったので円盤では現代技術を駆使して良い感じになってることに期待。

前方ステージから移動するタイミングで気づいたら田村さんが衣装の白地シャツを脱いで淡い紫・胸元に1992→のロゴのロンTになっており、え??可愛すぎるが??優勝してるが??となった。世界一パステルカラーが似合う55歳と、(ロンTグッズにして欲しいけど田村さんしか似合わねーわ!)と思いながら花道歩きつつ神ファンサする55歳を見つめるオタク。

花道やセンターステージ付近の席はめちゃくちゃメンバーが近そうに見えたけど、そんな席だったら正気を失ってたので、少し距離があって逆に良かった。良かったんだ。ハンカチ噛んでません。(私は2階スタンドの田村さん側前方で、ちょうど前方ステージ〜花道〜センターステージを満遍なく見渡せる席だった)

センターステージ曲はグッズのライトバングルを同じ色に光らせよう!という企画(?)で、仲良しピンク、ナンプラー日和オレンジ、謝々!水色、エンドロール黄色の構成。仲良しは聴きたい曲投票で入れていた上、ピンク指定なのが解釈一致すぎて一回目の死を迎える。そもそも短い曲だけど体感5秒。あと10回くらいやってくれていい。

ナンプラー日和はあまったれツアーの映像を観ては羨んでいたためブチ上がり、エセカチャーシーを踊りまくった。めちゃくちゃ楽しかったけど私の周りのカチャーシー人口は皆無だった。どうして?

謝々!はゴースカ5(初参加)でやったきり10年(!)やってなかったようで、聴けて超HAPPYになった。スピッツの陰鬱さが隠しきれない曲も好きだけど、ただただHAPPYな曲も大好きさ。

次の曲は黄色です!と言われ、上空のミラーボールが全く視界に入ってなかった&安直すぎる私は胸に咲いた黄色い花か!?と思ったけどエンドロールでした。エンドロールのウキウキベースとギターが大好きさ。踊りまくりさ。

センターステージはメンバーのフォーメーションが大変新鮮で、﨑ちゃん以外の3人は動き回りつつも「自然と密集しちゃうんだよね」というMCをしておりキャワだった。前方ステージに残るクージーウルトラの母呼ばわりしてて笑った。

まあぶっちゃけ私の思うゴースカっぽいセトリはこのセンターステージ4曲の部分だけだったかなあ。

 

愛のことば〜大好物

みんな愛のことば好きねえ。。。

運命の人は前半出番のない田村さんを観察する曲である。この時はローディー野木さんの後ろに隠れようとしてふざけたり、前方ステージ左端に向かってモニターに大写しになるマサムネさんの顔を眺めたりしていた。

8823は田村さんセンターステージに向かって大爆走以外の記憶なし。ただ走って帰ってただけなの冷静になるとすごい。帰りはベース捨ててガーン!!みたいなすごい音出てたし、前方ステージで別のベース持って待ち構えてた(多分)野木さんからベース受け取って、最後の一音だけ鳴らして終わったのも何だったんだ。捨てられたベースは一瞬の暗転の間にすぐ回収されててチームワークを見た。5公演で毎回やってたみたいだけど、くれぐれも怪我には気をつけて、、

会場上位3曲を1曲ずつやるごとに、え、、、みんな夜を駆けるどんだけ好きなん?スピカどんだけ好きなん?全然最近のライブ映像で観られるじゃん、、、、1位楓とかだったらさすがにドッチラケで倒れるわ、、、、と考えてたら1位が最新曲の大好物で、別の衝撃で倒れて本編終了。

 

あかさたな〜1987→

あかさたな前回のゴースカぶりに聴けて嬉しい。ゴースカの定番曲化したのかと思ったけど、やってない日もあったのでラッキーだった。歌詞がすげーのよ。

メンバー紹介ではスーツ(後述)話のほか、ワイヤレス楽しい~(照)な田村さんや、横浜サンセットの前に赤レンガ倉庫でフルーツポンチ(フルーツポンチではない)食べた話をリピる﨑ちゃんなど。

新曲は3連っぽいリズムだった以外は何も記憶になし。照明は黄色だった気がする。歌詞に「横浜」と地名が入っていたらしい。

流れ的に1987→来るだろ!と思ったら来た。のでひたすら空気を殴ってライブ終了。(まさかの続けて不死身のビーナスとか来ないかな?とか考えてたけど全く来ず終了)

 

  • メンバー衣装

本編衣装は田村さんの白地シャツ→薄紫ロンT以外ほぼ記憶がない。マサムネさんは黒ハット、てっちゃんはフワフワ生地のハットをかぶってた。クージーもフワ系の白い帽子で、黒い柄が「さのまるみたい!」と言われていた。

アンコール待ちの時間、会場の投票上位15曲の発表後に流れたのが、ファンクラブ会報の企画で作ったオーダースーツのお披露目&試着映像。色々情報過多だったので断片的だけど、10年体重が変わらないマサムネさん(そして10年どころか35年ずっと隣で見ていたはずなのにわざわざ草野って体型とか変わった?と聞いてくれる田村さん)、なぜか所在なさげな﨑ちゃん(画面に映るたび、面白いことしてないのにうっすらと笑いが起こる)、サッカー日本代表LDHの人みたいなてっちゃん、ベースのストラップは柄物が多いからネクタイは無地がいいですか?ってテーラーの人に聞くおしゃれ田村さんなど。

映像終わって満を持してスーツ姿で4人が登場したわけですが、それぞれテンション上がりながらも面映ゆそうな感じなのが一番良かったな。。笑 「フルオーダーだと動きやすい!」「上着暑い!(←てっちゃん)」などひとしきりワイワイしてから、﨑ちゃん文化服装学院時代は、課題で服作ったら自分で着てランウェイ歩いてたんだよね!花道歩いちゃう?という流れになり、4人がセンターステージまで歩いて行って戻るというご褒美タイムがあった。感謝感激雨霰。ここでも田村プロが神ファンサを振りまきまくっており、近くじゃなくて命拾いした。スーツのキマり方ではオタクの贔屓目抜きにしても田村さんが優勝してたな。体型(程よい厚み、首長い、肩幅広めだけどウエストはスマート)がスーツに合ってるし、御髪も良い塩梅だった。三つ揃えって本当に最高!CANMAKE TOKYO になった。

 

  • 雑感

聴きたい曲投票とセトリについて。私は仲良し、リコリス、353号線のうたに投票して1曲は聴けたのでまだ良かったけど、それにしてもいつものライブと顔ぶれほぼ同じじゃん的なセトリだったので、不完全燃焼感は否めない。マイナーなカップリング曲・アルバム曲も全然なかった印象。いわんやインディーズ曲をや……。あとしばらくしてから気づいたけど、アルバム初期三部作の曲もなかった(別パターンのセトリではヒバリのこころをやってたけどまあデビュー曲だし。テレビとか五千光年の夢とか待ちあわせとかリコシェ号とか、聴きたいんですが?)。

得票数1位が大好物ってのもマジ??という感じで、なんというか、ゴースカでリクエストするまでもなくそのうちライブで聴けそうじゃん、、と思ってしまい。ゴースカの立ち位置とか、投票への考え方とかが、ベルゲン会員ごとに全然違うらしいことはよくわかった。普段日の目を見ない曲を聴けるチャンス!とか思ってるの私だけなのかな~。

そもそも何百曲も持ち曲がある上に新譜を出すごとに投票対象の曲が増えていくわけで、それに対して投票できる曲数は3曲のままで変わってない(投票企画が始まってからはずっと3曲だと思ってるけど、違う場合はツッコミお願いします)のはちょっとな、と感じる。ついては、文句ばっかなオタクと思われないように、今後の投票システムについて私なりに案を考えてみた。

 

【各案共通の前提】投票できる曲数は3曲→5曲に増やす

やっぱり3曲しか選べないのは無理あるので増やしてもろて。

【案①】過去ライブで演奏した回数順で各曲に持ち点を設定

10回以上演奏してる曲は持ち点1点、1回~9回は3点、0回は5点など。過去一度も演奏してない曲に10票入ると、10票×5点=50票扱いになる。

メリット:支持者が少ない曲でも勝ち目が生まれる。

デメリット:過去演奏した回数を数百曲分調べ上げるのがおそらくかなり大変。スピッツベルゲンの規模(想像だけど)的にあまり現実味なさそう。ただ、0回は5点、それ以外は一律1点という分け方ならまだイケるのでは?

【案②】会員番号の桁数(または単純な番号順)で集計結果を分けて、それぞれの得票数上位曲を演奏する

少ない桁数になるほど現存の会員が減り、投票内容もコアなものになりそう。

メリット:うまい具合にレア曲・古い曲と最近の曲を両方聴けそう。運営側のオペレーションも(多分)それほど大変ではない。

デメリット:会員番号が若いほど投票の倍率が下がるので、会員間で不公平が生まれる。

【案③】投票できる5曲のうち1曲は過去一度も演奏していない「初披露曲」枠にして、初披露曲ランキングトップ曲or上位複数曲を演奏する

案①から派生。初披露曲のリストをそれ以外と分けて、必ず初披露曲リストから1曲投票するシステムにする。何が何でもレア曲を聴きたい人向け。

メリット:絶対に1曲はレア曲が聴けるので、オタクも安心して投票できる。

デメリット:レア曲とかどうでもいいという人には苦痛を与える可能性がある。

 

思い浮かぶのはこんなところ。他にも良い案あるという人ぜひ教えてください。案は一ファンの意見としてまとめてベルゲンに送る予定。Twitterにグチグチ書くよりも、公式な方法で直接声を届ける方が有意義。少なくとも運営の目には入るので。

 

あとはお土産がなかったこと(アリーナ会場のオペレーション都合?コスト的に厳しかった?)とか、マサムネさん以外のメンバーのボーカル曲がなかったこと(カバー曲になりがちなので、映像商品化前提のライブだと難しい)とかもちと残念ではありつつ、カッコ内の事情とかがあるのかな、とも思うので、、難しいなあ。ただ、全体ランキング中位曲枠がなかったのはシンプルに解せぬ。ベルゲン30周年にちなんで30位とか、メンバー55歳にちなんで55位とか、やって良かったのになー。

 

……とまあここまで色々書いたけど、過去行ったゴースカでは毎回やっていた演奏後のプレゼント抽選&写真撮影OKタイムがなくなったこととか、良かったこともあった。プレゼントとかどうせ当たらないし、演奏の余韻が全部飛んじゃうし、その時間でもっと曲聴けるじゃんと思ってたし。

感染症流行を経て、一時は全くライブできなかった中で手探りでもゴースカ開催に漕ぎつけてくれたことに何よりもまず感謝してるので、次のゴースカ9も無事に開催できるといいな。楽しいライブになればなおよしということで。

 

来年もスピッツのライブにたくさん行けますように。それでは皆様良いお年を!