しゃくしゃく余裕で暮らしたい

好きなものを全部愛する

推しを追いかけて今度はオーストリア一人旅してきた ①事前準備編

こんにちは。世の中はコロナでエライことになってますが、私は概ね普段通りの日常を過ごしています。

 

昨年私が勢いでベラルーシまで行ってきたことはご存知かと思いますが、今年はオーストリアに、一人で!行ってきました。今回の勢いはおよそ下記の要素で成り立っております。

・ユーロは楽しい

ANAの羽田-ウィーン直行便の就航開始

ベラルーシよりは英語通じそう

ベラルーシよりは冬が厳しくなさそう

・有休の使い道が他に特にない

 

さて、例によって旅行前から着手していた準備について振り返ります。今回は比較的メジャーな国が行先なので概要とかは書きません。大会会場があるグラーツオーストリア第二の都市で、ウィーンから鉄道で2-3時間ほどの距離です。大阪みたいなものと思ってください。あと試合自体については去年からそこまで変わり映えしないのであまり詳細には書かないつもりです。

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いい写真がなかったのでいきなりEXの記念写真。

 

ホテルの予約(2月頃)

ベラルーシの余韻も冷めやらないうちに、来年も行きたい気がする…とりあえず押さえとくか…とホテルだけ予約しておきました。オーストリアはやはり物価も安くはなく、6、7泊くらいで仮押さえしたと思いますが中くらいのランクっぽいホテルでも5万円くらいはする感じでした。市内の中心部のホテルを適当に3軒ほどチョイス。

これ以降しばらくは行くかどうか未定のまま放置です。航空券の値段や大会のHPはちょくちょく覗いていました。

 

大会会場の変更を知る(6月頃?)

当初の会場はグラーツ市内から割と行きやすそうなところ(ここ)とされており、ホテルもその会場からのアクセスで選んだのですが、知らない間に会場が変更されていたことが発覚。しかもアナウンスはひっそりとドイツ語でのみ行われていたようで、選手のファンアカウント経由で知りました。変更理由は同時期にホッケーの試合をすることになったから(らしい)、変更後の会場はグラーツ空港近くのド田舎……。運営の適当さや大会のホスピタリティが心配になる出来事でした。やっぱ行くのやめようか、、、、とも思いました。100年以上続く伝統ある大会なのにどんだけ人気ないんだ。

 

ユーロ通し券の販売開始(6月頃)

Twitterによるとこの頃発売だった模様。ただこのチケットも座席エリアのカテゴリ分けがなく、ショートサイドの片方はプレス専用で開放なしなのに€350といまいちな内容。この頃のANAウィーン直行便が往復12万円台~だったのでまた足踏みです。羽田発着のヨーロッパ直行便なので十分安いとは思いますが、当方貧乏サラリーマンですので。

 

航空券、ユーロ通し券を購入(9月)

ブレグジットとか色々あった結果、ユーロが120円台を割りました。マジで行くならチケット買うのも今かな、と思いつつANAのページを開いたら航空券が10万円台に下がっており、ええいままよ!と購入してしまいました笑 その勢いのままユーロのチケットも購入。ジャッジ席の真後ろが残っていて、面白そうなのでそこにしてみました。

航空券代はその後もウォッチしていましたが、11月ぐらいに9万円台まで一度下がってました。年始には12万円台になっていたので9-10万円台が底値ですかね。12月はルフトハンザとかBAがトランジット便のセールをやっていた記憶です。

ANA直行便の往路は深夜1時台に羽田を出て同日の早朝にウィーンに着くという超効率的な運航でありがたい。トランジット便やグラーツ行きも考えましたが、短時間トランジットにヒヤヒヤしたくないという思い(過去記事参照)があるのと、多少高くても効率よく移動したい!と思ったのでマイルもたまるしANA様にしました。

 

ホテルへ滞在日変更を依頼、ウィーンのホテル予約(11月)

グラーツのホテルは長めの日程で仮押さえしていたので滞在日の変更をお願いしました。値段はそのままでした…仕方ない。まだ複数のホテルをキープしていましたが、レスポンスがとても早くて丁寧だったこのホテルに決めました。会場近くのホテルに変えようかとも思ったのですがあまりにも周りに何もなくて尻込みしました。後で後悔しましたがw

hotelmariahilf.at

せっかくウィーン発着なんだし少しは滞在したいじゃないか!ということで、最後にウィーンで一泊しようとホテルを追加予約。シュヴェヒャート空港(ウィーン空港)のシャトルバス停留所がすぐ近くと聞いたのでこのホテルで。ウィーン西部、ドナウ川を渡ってすぐのところにあります。ウィーンのド真ん中でもないので朝食付で5,000円くらいと割と安めでした。

www.lenas-donau.at

 

飛行機以外の各種移動手段の確認とチケット購入(11月ー1月頃)

今回の旅程を改めておさらいします。

1/22早朝 シュヴェヒャート空港(蛇足ですが実はウィーン市外です)着

 ↓グラーツへ移動…①

1/22-1/27朝まで グラーツ滞在

 ↓ウィーンへ移動…②

1/27昼-1/28早朝 ウィーン滞在

 ↓空港へ移動…③

1/28昼前 シュヴェヒャート空港発

今回①から③の中距離移動で何を使うか考える必要がありました。オーストリア国内の中距離移動についてはいろいろ選択肢があるので各自ググってください。私の場合は下記の通りです。

 

①フリックスバス(空港→グラーツ、大人一人€12.50+座席指定€1.49+手数料€0.32)

ドイツ発の格安中・長距離バスです。ヨーロッパの主要都市はほぼ網羅している印象です。運行マップはこちら↓

global.flixbus.comシュヴェヒャート空港からグラーツ市までは鉄道を使う手もありますが、グラーツ中央駅から市街地まで若干の距離があります。空港から直接グラーツの市街地中心部(停留所がホテルまで徒歩圏内だった)に行けるものがあり、着いたらホテルに荷物を置いてすぐに会場に向かいたかったのでこの方法にしました。

とにかくフリックスバスは早めに買えば安い&街中で降りられるのが良い。インターネットで購入可能、アプリもあり。追加料金を払えば好きな席を選べます。出発30日前までならキャンセル可能ですが、返金ではなく1年間有効な同額のバウチャー(クーポンみたいなもの)発行という形式なので注意。

 

オーストリア国鉄(ÖBB)レイルジェット(グラーツ→ウィーン、大人一人€9.00+座席指定€3.00)

試合前はスピード感と効率重視でバス移動にしましたが、試合後はゆったり鉄道の旅を楽しみた~い。ということで帰りは国鉄にしました。「レイルジェット」という種類の路線です。この方法も早めに押さえるとかなり安価ですが、先に書いた通り主要駅までしか移動できないというデメリットもあります。設備は一番ちゃんとしてます(そりゃそうだ)。食堂車もあるよ!

www.oebb.at

こちらもインターネットで購入可能。購入すると、「この鉄道を利用することで車移動に比べて42.9kgの二酸化炭素を削減できます」というメッセージが出て面白かったです。あと国鉄サイトの読み込み画面のアニメーションが可愛いので利用する機会があったら注目してください。

 

シャトルバス(エアポートライン)(ウィーン→空港、大人一人€8.00)

ホテルが停留所近くだったので有無を言わさず空港へはシャトルバスで。こちらも国鉄が運営しています。ただ、あまりコスパは良くないと思われます。私が使った路線は1時間に1本の運行でした。インターネット購入可能。朝8時台のバスにしたのですが乗客は空港勤務っぽい方々が多かったです。

www.viennaairportlines.at

 

海外旅行保険購入(1月頃)

今回は一人旅ということもあり、また前回は沈黙していた(笑)iPhoneが健在だったり新しいカメラを買ったりしていたので、念のため旅行保険を買うことにしました。持っているクレジットカードの付帯保険には携行品の物損補償がなかったのもあります。ゴールドカードだとついてるものもあるみたいですね。ちなみに死亡保険などの保険金は、カード毎の契約保険会社が違っていれば加算されていくらしいです。

hoken.kakaku.com

プランは価格コムで比較して決めました。携行品補償を30万円にカスタムできた損保ジャパンの「off!」にしたのですが、事前に会員登録とかさせられてクソダルかったです。1/22-1/29までの保険期間で3,430円也。何かあっても損保ジャパンに電話すれば大丈夫、という安心代を買った感じですね。

 

次回予告

事前準備はこんなところでした。ベラルーシに比べるとかなりイージーですが、現地でいろいろしようと思うと手配することも増えますね。それも旅の醍醐味ですが。

次回は出発当日!ANAの直行便レポなどしようと思います。ではでは。

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ⑨ベラルーシ最終日+帰国(1/28-1/29)編

こんばんは。実に半年以上ぶりの更新ですみません。今年もよろしくお願いします。

もう誰も期待していないかと思いますが、最後ちょろ~っとだけ残ったベラルーシ旅行記を無理やりでも締めたく久々に浮上した次第でございます。駆け足で行きます。

 

前回までのあらすじ

mochimochi-life.hatenablog.com

日中は一人行動で夜からAちゃんと合流し、ミンスクでの最後の夜を過ごしました。

1/28の18時台のフライトでいよいよ帰国です。

 

9:00 朝食(外)

泊まったのはそれなりに豪華なホテルでしたが素泊まりだったので前日の夕食をいただいたレストランを再訪問。カッテージチーズ入りのペリメニを食べました。全部食べるとまあまあな量。

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9時前にようやく夜明けです。

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道中撮ったKGBのオフィス。消されなくてよかった。よく見るとほとんどの窓が目隠しされてます。

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ペリメニたち。飲み物は手前がベリーのジュース、奥がケフィア(日本で一昔前に流行りましたが、旧ソ連諸国ではメジャー飲料らしい)です。

 

10:00 ミンスク市街観光

どんよりした空の下、なんとなく市街を散策してみます。

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大学の前に出てきました。調べるとBelarus States Universityということで国立?東大みたいなものなのでしょうか。像の鳥は国鳥のコウノトリと思われます。

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大学の反対側にはレンガ造りの聖シモン・聖エレーナ教会がありました。ガイドブックにも載るような教会でしたが外壁工事中でした、残念。ばら窓からわかるように正教会ではなくカトリック教会です。

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隣には長崎原爆の記念碑のようなものがありました。色々と縁があるようなので詳しくは教会Wikiをご参照。

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さらに向こうにはレーニン像。共産圏あるあるの一つに、大きめの都市には必ずレーニン像があることが挙げられるそうです(Aちゃん曰く「ご当地レーニン」)。

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また、旧ソ連国では各都市に大きなデパートがあるのも定番らしく、それっぽい建物に入ってみました。立派な内装でしたが細かな装飾にさり気ない共産のかほりが☆

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こちらは正教会でした。正教会の中に入るときには、女性は頭にスカーフを巻いた方がいいそうです。マトリョーシカみたいなイメージですね。入口に貸出用が何枚か入った箱がありました。

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川にめっちゃいた鳥です。余談ですが、この近くにマニアには有名な共産感すごいレリーフの下にあるKFCがあった記憶です。下記の記事でも紹介されています。

21152.blog2.fc2.com

 

12:00 昼食のち再び散策

地球の歩き方に載っているいわゆる旧市街的なところに行ってみたのですが……思いのほかさびれてた閑静だったため写真なしです。

雪こそほとんど降っていませんでしたが、日差しもない1月のミンスクは石畳を歩くだけで芯から冷えてきます。限界に達しつつあったので適当なレストランに入りました。

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この旅行でハマったサリャンカ

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なんだかんだでドラニキに回帰

 

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またしばらく歩いてから見つけたカフェでシュークリームとホットチョコレートをいただきました。値段は忘れましたがこれもえらい安かったです。しかしシューの中にはホイップクリームのほかにマシュマロも仕込まれており、チョコレートも爆甘なので苦行っぽくなりました。

 

16:00 ホテルに戻りチェックアウト、空港へ

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空港までは再びUberのタクシーを使いました。行きは暗くて見えなかった道中の景色を見ることができましたが、ほぼ森でした。

免税店もあるにはありましたが品揃えがいまいちでスルー。

 

18:50 復路便離陸、経由地のブダペスト

帰りの便はブダペスト経由北京トランジットの便でした。サンドイッチが軽食サービスで出ました。ブダペスト空港ではトイレに行ったのみで特に何もしませんでしたが、ダイソン製のハンドドライヤーが超轟音&超速乾だったことを強く覚えています笑 1時間ほどで北京便の搭乗だったと思います。

 

夜ぐらい ブダペスト発、飛行機酔いでグロッキー

ブダペストを出てからは耳栓をして寝ていたのですが、気圧のアレが耳に良くなかったのかなんなのか激しい飛行機酔いで目が覚めました。"I feel sick......"とどうにかCAさんに伝え、隣の席の人にどいてもらいずっと横になって過ごしました。砂糖を溶かしたぬるま湯をもらい(これがとても美味しく感じた)エチケット袋片手にぐったり…でしたがリバースまでには至らず良かった。。。。北京への到着が近づくと朝食が配られ、「食欲ないので要らないです」と断ったのですが「ちょっとでも栄養摂んなさい!」とお母さんみたいなことを言われ少しだけ食べました。その節はありがとうございました。

 

1/29昼頃 北京着

CAさんのおかげで酔いも収まってきた頃に北京に到着。免税店ではジョーマローンのコロンを衝動買いしました。流石に品揃えも豊富で賑わっていました。

お腹が空いてきたので中華料理店へ。肉ご飯的なのを食べました。近くに着席していた実業家風のおじさんがものすごい量(ガチで2人分くらいある)の食事を頼んでいたんですが、半分以上残して去っていました。中国では残すのが美徳というやつ?

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食べさし写真で失礼します。

 

1/29夜 羽田着

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ついに東京に着きました。すっかり夜です!時差ボケ対策のためにも機内で寝たくなかったのですががっつり寝てしまい、帰宅後は寝つけず数日時差ボケに苦しんだのは言うまでもない。

 

後日談:iPhoneの件

旅行前に沈黙したiPhoneについて。帰国翌日にApple Storeへ修理を依頼しに行ったのですが、ストアの修理予約には二段階認証が必要……つまり認証元のデバイスが死んでいると予約もできません。結果、平日でしたが数時間待つ羽目になりました。しかしストアのお兄さんのおかげでiPhone自体は復旧!!バックアップが残っていなかった1年分の写真を犠牲にした以外の被害は最小限で済みました。神様とお兄さんに感謝です。

 

まとめ

いかがでしたか?(クソアフィまとめサイト風)長きにわたった本シリーズ、ついに完結です。誰の参考になるかもわかりませんが一応終えられてよかったです。

ベラルーシヨーロッパ選手権もそれなりに楽しいので気が向いたらぜひ行ってみてくださいね。

 

次回予告(?)

終わったのに次回予告とは?実は今年もユーロ行くことにしちゃいました。今度はオーストリアです。本シリーズほどの長編には多分できませんが、旅行記は書きたいなと思ってます。またお会いしましょう~。

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ⑧エキシビション(1/27)編

すっかり放置しててすみません。スケオタはオフシーズン中は暇なんやろ?と思われるかもしれませんが私の場合は別ジャンルの活動(?)でクソ忙しいです。

 

前回までのあらすじ

mochimochi-life.hatenablog.com

競技日程が終わってしまいまして、現地滞在は残り2日。この日は15:00からエキシビションの予定で、夜はホテルを移動してミンスク中心部で一泊します。Aちゃんはミンスク市外に観光に行くということで夜まで別行動です。ロシア語はスパシーバ(ありがとう)とダスビダーニャ(さようなら)しかわかりませんが、Aちゃんと夜に新しいホテルで落ち合うまで一人で食事、エキシビションまでの時間つぶし、ホテルでのチェックアウト、タクシー移動をこなさなければなりません。まあスマホあるしなんとかなるやろと気楽にしておりました。

 

9:00 起床

試合じゃないのでゆっくり寝られました。Aちゃんは目当ての場所に行くためのバスの時間があり既にホテルを出ています。

 

10:00 朝食

この(シャイニングっぽい)ホテルで食べる最後の食事です。このホテルには宿泊客に日本人マダムたちのグループがいて、初日に少し話したきり特に会話したことはなく、この日も見かけたのですが何もしませんでした。Aちゃんとハビエル目当てのクリケ好きという仮説をこっそり立てていたのは秘密です。他には個人的に嫌いな某記者がいましたがもちろん話しかけるなんてしません。心の中で呪詛を唱えていたのも秘密です。

パンに塗る用のバターがなくなっていたので、頑張ってスタッフさんに補充をお願いできました。英語でだけど。。。。

 

11:00 会場を覗いてみる

朝食を終えたらフロントで荷物を預けて会場に向かいます。チェックアウトの手続きは18:00頃ホテルに戻ってからすること、その時にタクシーを手配してほしいことを伝えました。Uberのアプリで自前で配車するのでもいいんですが、運転手から電話がかかってきたときに対応できる自信がなかったのでお願いしました。ホテル手配なら少なくともひどいボッタクリタクシーを掴まされることはないかと。

インリンクではエキシビションの練習をしているはずです。エキシビションの練習は試合が終わって緊張感から解放された選手たちがわちゃわちゃする幸せ空間になっていることが多いです。これまでと同様早く入って練習を観覧することはできないものかと複数の入り口をあたってみましたが、どこも施錠されていて無理でした。

Twitterを開いてみると、「今日のエキシビションには大統領が観覧に来る。そのせいでプレスですら厳しいセキュリティチェックを受けた」との情報が。練習が開放されていなかったのもそういう理由かもしれません。

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観戦2日目に「インスク」状態で撮った看板が直っていたので撮り直しました。

 

11:30 アリーナシティを徘徊・昼食

練習の観覧が叶わず暇になったのでとりあえずアリーナシティに移動。スケーター誰かいないかな〜と邪な心を抱きながらウロウロしました。

アリーナシティは地下1階と地上が確か3階くらいまであって、フロアは細長い形をしています。これまでのブログ記事にはほぼフードコートしか出てきませんでしたがw、化粧品店、アパレル、カフェ、おもちゃ屋など結構いろいろ揃ってるのでそこそこ時間は潰せます。

いわゆるデパコスブランドが複数入った専門店(イセタンミラーの上位互換というかセフォラ的なやつ)を見てみましたが日本で買うのとそこまで値段は変わらなそうでした。そりゃそうか。でも資生堂のところに日本ではとっくに廃盤になっていたルージュルージュシリーズが並んでいたので買えばよかったかもしれない。シャネルとかランコムとか入ってました。知らないブランドも。香水専門店にジョーマローンのコロンがあったので値段を聞いてみましたがこちらも日本での定価と大して変わらず、特に大きな買い物はしませんでした。

お昼が近づいてきたのでいつものフードコートで腹ごしらえ。最後だからといって特別なものにはせず、ブリヌイを食べた記憶です。なお写真はないもよう

 

13:00 カフェでお茶

引き続きウロウロしているとイタリアのダニエル・グラッスルくんを目撃。透明感マジパネー!天使か!と思いつつ、ご家族っぽい方々と一緒だったので声はかけず。

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せっかくだから何か甘いものでも、とカフェに入り、「マルセイユ」というケーキとカプチーノを注文。キリル文字が読めるとケーキの名前を知りたいときにハイパー便利でした。宝石みたいなケーキがたくさん並んだかなり洒落てるお店だったのですがこれで合わせて506円(9.2ルーブル)。日本じゃ1,000円超えだろうな。

http://en.bongenie.by/ ←お店リンク。このブランドのはずなんだけど店舗一覧にそれっぽいのが見つからないのでもしかして閉店したのかも

 

14:00 チョコレート専門店でお土産購入

チョコレート専門店があったのでなんとなく入店。リンドールのピックアンドミックス(量り売り)があったのですが日本より安い予感がしたので、店員さんに値段を聞きました。「49.99」と数字が書かれた紙が貼ってあり、その横に詰める用の袋がかかっていたのでまさか一袋49.99ルーブル…?いやそんなまさか…と考えながら「この49.99ってのはどのくらいの量に対しての値段ですか?」と聞いたら"per kilogram."とのご回答。

普段リンツなんて行かないのでその場で「リンドール 量り売り 値段」でググり(ケチすぎる)、通常100gあたり781円と知る。49.99ルーブルは円換算で約2,750円なので、なんと3分の1以下の値段!!即座にテンションが上がって量り売りに参戦しました。

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買ったチョコたち。これで260g、700円ちょっと。どのフレーバーもおいしい、さすがリンツ。ありがとうリンツベラルーシとはなんの関係もないけど。もっと買っていけばよかったなと帰国後プチ後悔しました。

余談ですが、お店を出るときスパシーバに加えてダスビダーニャ、と言うとオッやるねえこのイポンカ(日本人)…的なリアクションをしてもらえます。

 

14:30 会場へ移動

エキシビションが15:00からということでそろそろ向かうか〜とのんびり移動しました。そしてアリーナが見えてくると驚愕!会場の外にまで人がごった返している!今までこんなことなかったのになんで?開演までに入れなかったらどうしよう!と焦ったと同時に、朝に読んだツイートを思い出しました。そう、大統領です。

どうやら入場時に行うボディチェックが急に厳格化したせいで人を捌くペースが落ち、待機列が伸びているようでした。そういえばここ独裁国家だった、忘れてた。

まあでも並ぶしかない、仕方なしと立っていると、毛皮コートのマダムにロシア語で何か話しかけられました。ジェスチャーつきで、「私今からちょっと移動するからこの場所見ておいてちょうだい」的なことかな?とうっすらわかりましたが私の返事を聞く前にどこかに行ってしまうマダム。ちょうど待機列が動くタイミングだったので普通に進みました、その節はすみませんでした。

ボディチェックはそれはもう入念で、これまでチラ見で終わっていた荷物の中身のチェックにも時間をかけていました。さっき買ったリンツのチョコレートをカバンに入れていたのですが、「これ何?」と怪しまれたので「チョコレートですよ」と答えたら苦笑されました。開演にはギリギリ間に合いました。

 

15:00-17:30 エキシビション

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ハビのラスト演技のために張り切る観客たち。

最後に急に出てきたルカシェンコ大統領の話がありえん長くてビビりました。しかもスーツで正装とかじゃなく普通のおっさんの格好でした。ワールド招致も目指すぜイエァ的なこと言ってウケてたけど本当にやることになったらありがたいお話の長さがさらに2倍くらいになるであろう。これの印象が強すぎて他あんま覚えてません。

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よく見るとダルそうにしてるスケーターたち(気持ちわかるよ)

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風船と戯れるみなさん

 

18:00 ホテルへ戻りチェックアウト・ミンスク中心部へ移動

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ユーロ終わってしまった。と寂しくなるのもそこそこに、チェックアウトしにホテルへ戻ります。タクシー手配に時間がかかりましたがちゃんと来てくれました。「みんなアリーナから帰ろうとしてるから、なかなか捕まらないの。あと5分で来るそうよ」と優しく対応してくれたスタッフのクセーニャさん、ありがとう。少ししてから外を見るとそれっぽい車が停まっていました。

しかしここで私の心配性が突然出現します。本当に手配してもらった車なのか?ブランドは同じだけどナンバーまでは聞いてないし、これこそぼったくりタクシーだったらどうしよう?それどころか全然違うところに連れて行かれたら…… ここまで考えて焦るも、どうやって運転手に確認すればいいのかわからない!とりあえず英語で「ホテルに頼んで配車してもらったんですが」という旨を運転手に伝えても英語がわからない様子。しばらく押し問答したけどらちが明かず、向こうから"Address!"と言われてああ行き先か…となり紙に書いてあったホテルの住所を見せました。連れて行ってくれそうだしまあ何でもいいか…と思いながら出発。料金は結局20分しないくらいの距離を600円くらい。私はこんなもんかと思ってましたが後でAちゃんに話したら「高っ!」とのことでした。笑

 

19:30 ホテルにチェックイン・夕食

この日一泊したホテルは4つ星の非常に立派なホテルで、これまで泊まっていたところとは比べ物にならないくらいw高級感がありました。写真の一枚でも撮っておけばよかった。それでも廊下は薄暗かったですが。

素泊まりプランだったので夕食は外で。歩いて数分のところにある大衆レストランにしました。

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最後の晩餐はボルシチペリメニをチョイス。ペリメニってのはロシアの餃子のことです。クリームソースがかかっていてなかなかボリューミーで、Aちゃんとシェアしました。お供はジョージアワイン。お腹いっぱいになりました。

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ホテルとレストランはおそらく市内で一番大きい日本で言う銀座の中央通りみたいな通り沿いにあったので立派な西洋建築を楽しめました。「やっとヨーロッパっぽいもん見た〜」「いや、ここヨーロッパだけどね」という身も蓋もない会話。

 

21:30 ホテルへ戻り、就寝

部屋に戻ったらちょうど今日観てきたエキシビションの録画放送と試合結果のニュースをやってました。バスタブがあるよ〜と感動しながらシャワーを浴び、荷物をまとめてスヤスヤ。ホテルのロゴが入ったアメニティのバスグッズを使いたかったのですが、シャワージェルのボトルを開けたら完全にトイレの芳香剤の匂いで断念しました。

 

次回予告

いよいよ明日は帰国の日!本シリーズ唯一の終日観光な内容です。雪がぱらつく中震えながら歩いたミンスクの街並みと共産圏建築をお楽しみに。と書いてハードルを上げる。

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ⑦観戦4日目(1/26)編

こんばんは。平成も終わっちゃいますね。

 

前回までのあらすじ 

mochimochi-life.hatenablog.com

今大会の個人的メインイベント①だったアイスダンスRDを終え、フィギュアスケートサイコー!モードになりつつ、競技日程にも終わりが見えてきました。時間が経つのは早いものです。今回は文字多めかもしれない。

 

9:00 リンクへ移動

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前回記事の最後にも少し写真を載せましたが、朝もすっかり積もってました。

マイ推しのデニス・ヴァシリエフスくんがSP11位でFSはギリギリ後半グループ(第3)だったのでなんとか練習を観覧できましたが、前半のグループだったら相当早い時間になってたと思います。結果はいいに越したことはないです、マジで。

 

リンクに着いたらちょうど第3グループの選手たちが出てきました。私にとってはすっかりおなじみのメンツで大変楽しかったです。

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↑私をベラルーシまで来させた張本人(ブレ&ピンボケ&見切れ)

試合続きで疲れて錯乱したのかAちゃんがデニスに向かって"Доброе утро!"(ドーブラエ ウートラ、ロシア語で「おはよう」の意)と声をかけたところ"Good morning :) "とのお返事をいただいてしまい、最前列の座席にてウオオオオシャベッタ!!!てか何声掛けてんの!!わわわ私もわからん!!と2人でプチパニックに陥っていました。本来練習中の選手に声を掛けるのは集中を妨げる行為なわけでまあやめた方がいいです。。。。反省はしております。笑顔で快く反応してくれたデニスありがとう。(デニスはロシア語ネイティブなのでロシア語わかる)もうしないので許してください。彼は練習時間を通してずっとニコニコしながら滑ってました。

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イタリアのマッテオが国内選手権の後にストーンズメドレーからクイーンメドレーにプログラムを変えたと聞いていたので曲かけを楽しみにしていたのですが、衣装が衝撃的でその写真ばかり撮っていました。しかし後で知ったのですがこの衣装はフレディがライブで実際に着用していた衣装インスパイアだそうで。ユーロ衣装キターwwとか思っててすまんマッテオ。

最終グループの写真がなくて恐縮なのですが、ハビエルの競技プロは今日が本当に最後なのかーとややしんみりしつつ、Aちゃんと2人でミーカちゃん(のメンタル)を勝手に心配。あとコフトゥンが練習に不参加で、どうしたんだろーと気になりもしました。

余談①:選手の曲かけが終わるとアナウンスの男性が選手1人1人に対して彼らの所属国の言葉で「○○さん、ありがとうございました」とアナウンスしていたのが素敵だなと思いました。例えば"Grazie, Matteo." "Merci, Kevin." "Paldies, Deniss." "Спасибо, Михаил."など。ハンガリーとか旧ユーゴあたりも全部調べたんですかね。

余談②:自分たちが座っていた最前列の席とリンクの間にあった通路を通ってステファン・ランビエールさんがジャッジ席にいた人と二言三言やりとりしていました。ホントのホントに目の前を通ったのでガン見しましたw顔良かったです。

 

11:00 アリーナをうろつく

この日は公式練習から最初の競技まで時間があまりなかったのでアリーナ内の売店で軽食を済ませました。どこの売店も大体メニューが同じで、ホットドッグみたいなのを食べました。食後は通路をぐるっと一周歩いてみました。靴メーカーのブースや写真撮影コーナー、公式グッズ売り場も小さいですがありました。大会グッズのマグネットを購入。

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ロシアでメジャーなミネラルウォーターの広告入りテーブル。大会スポンサーだったようでブースもありました。

 

11:15 男子FP

前半のグループではリトヴィンツェフくん(アゼルバイジャン)のくるみ割り人形が清く正しく王子様でよかったです。ソンドレくん(ノルウェー)のレミゼレミゼといいつつほぼBring Him Homeという前日のヴィヴェカ的なやつでウケました。イラクリ(ジョージア)の曲目テロップがUptown Funkだったのに流れ始めたのがしっとりしたFix Youで、突然曲調変わるやつかと思ったら最後までFix Youでした。ユーロの割にはみんな結構普通のプロでした。

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後半はマッテオの初4T成功&ノーミスに会場ワッショイ状態。マヨ不在の来季以降のユーロを思ってしんみりもしました。

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最終グループはそこそこ波乱があり、コフトゥン大遭難で会場お通夜→エイモズくん(フランス)のシャツ神プロに大感動→いつものサモヒンにずっこけ→つなぎが無だがほぼノーミスのグレイテスト・サマリンにお祭り状態→ハビエルのミスありだけどエモいラ・マンチャに再び大感動、総スタオベ→ミーカちゃん大遭難で会場再びお通夜、まさかのマッテオ銅メダルと感情がジェットコースターのようでした。会場のロシア人たちも同じ気持ちでしょう。

生観戦していて、平均的にこの選手はスピードがあるけどこの選手はないとかはまだよくわからないのですが、途中からスピードがガクッと落ちた時にすごくわかりやすく思いました。今回はコフがそうでした。

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表彰式後、ハビエルが家族に会いに私たちがいた側の客席まで上がってきました。間近で見るハビエルはとても華奢で、今までこんな背中で国を背負っていたのかと思いました。

 

16:25 アイスダンスFD

最後の競技となりました。楽しみ半分、寂しさ半分です。地元ベラルーシ組の衣装が夜空のようでキラキラしてすごく素敵だったのとリフトのトンデモポジションを何故かよく覚えてますwイギリスのライラルイスのディスコFDがイマイチ盛り上がらなくてなんでよおおお!!!と地団駄を踏みました。

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最終グループはギニャファブのララランドに泣かされました。ステブキはやっぱりボーカルがうるさくてパパシゼは最早なんだかありがたかったです。拝んだ。

GPFでは笑顔控えめだったブキンがにこにこしていたのでよかったです。

Aちゃんに向けてエレメンツなどを解説しながら観戦していたのですが楽しかったです。○木沼さんが喋りすぎてしまう気持ちもまあ…わからんでもない。

 

20:30 夜ご飯

この日は競技が比較的早めに終わったので、フードコートじゃなくレストランで食べよう!ということになりました。ただ目星をつけていたベラルーシ料理のお店は満席で、隣のピザ屋(?)に入りました。ピザ屋(?)だけど以前書いたドラニキとかボルシチとかも出しているお店で、ベラルーシ地ビールなどをいただきました。英語メニューもあってよいお店でした。

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手前のスープはサリャンカ(Солянка、ロシア料理でトマトベースのスープ。酸味がある)のはず…いや、ボルシチかなあ…(忘れた)

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ラニキも食べましたがうっかり嫌いなきゅうりがたくさん刻まれて入ったサーモンとクリームチーズのものにしてしまい大後悔。。サーモンとドラニキ自体はおいしかったです。脂っぽかったけども。

 

21:30 スーパーでお土産購入

アリーナシティにあるスーパーでお土産を買いました。チョコレート菓子、ロシアでメジャーな紅茶(ただし英国メーカー製)、クノールの粉末ボルシチと何かベラルーシのスープなど。写真は後日追加します。ボルシチはビーツの青臭さがガツンとくるお味で私的にイマイチでした。。ベラルーシのものだと思っても実際はロシアの商品、とかが普通にあるのでお土産選びはやや大変です。関係ないですがベラルーシはヨーロッパにしては珍しく?遅くまでやっているお店が多かったです。元ソビエト圏はそんな感じらしい。

 

22:30頃 ホテルへ戻り、荷造りと就寝準備

翌日はミンスク中心部に移動する予定だったのでいそいそと荷造り。このシャイニングに出てくるみたいなホテルともお別れです。

 

次回予告

競技は終わり、残すはエキシビションのみ。Aちゃんとは別行動になりますが引き続きゆるーく書きますよ。

 

それではみなさんよいお年を〜。

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ⑥観戦3日目(1/25)編

こんばんは。ご無沙汰してます。

前の記事で嘆いていたワールドですが21日のチケットを譲ってくださる方が現れ、生観戦できました!!言霊すごい!!世界に感謝!!あと数週間前に自力で22日の休みとチケットを確保していたので結果的に一部ですが全カテ観戦とエキシビション観覧ができました。うれしー。楽しかったです!暑かったけど。。。。

 

前回までのあらすじ

 

mochimochi-life.hatenablog.com

男子SPの37人滑走を耐え抜き、推しのジェームズ/シプレ組とボイコワ/コズロフスキー組の晴れ姿を観られて概ねハッピーな一日になりました。今回はメインイベント①のアイスダンスRDと女子FSです。

 

10:00頃 リンクへ移動

朝食写真は変わり映えしないので載せません。

この日メインリンクではアイスダンスの公式練習をやっていました。第2グループくらいから入った記憶があります。アイスダンスの選手は公式練習での衣装着用率・女性のフルメイク率が高く、ま〜〜〜〜〜眼福でございます。前日は一切撮っていなかった写真を撮りたい欲が一気に高まり、カメラ小僧と化しました。

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しかし、アイスダンサーのみなさんはフィギュアスケートのカテゴリで見ても特にスピードがあり、写真に納めるのがとても難しいため最初はこんな写真しか撮れませんでした。壁の広告にピント合いがち。

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アイスダンサーのみなさんが速すぎて彼らを撮ったはずがスマホを見直したら誰もいない氷を撮っていた写真。フィギュアスケートの写真撮るの下手くそ選手権ノミネートものですね。そのうちコツを掴み始めていい感じの写真も撮れるようになりました。以下数枚載せるのでよかったら見てってください。

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迫り来るプリントネクタイ(ローリオ/ルギャク組)

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ウルタド/ハリャーヴィン組はフリーレッグの角度まで揃ってて美しい。すこ。

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一押しのステパノワ/ブキン組。2人してスタイルグンバツ

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最終グループの頃にはそこそこの数の人が集まっていてアイスダンス人気が伺えました。みなさんパパシゼ目当てだったのかな。ガブリエラ・パパダキスさんの緑のドレスと真っ赤な口紅が素敵でした。衣装風練習着かな?と思っていたのですが数時間後に新衣装だったことが判明します。すまん。

 

11:30 昼食

最終グループの曲かけを全員分見届けてからアリーナシティに移動し、昼食にしたはずなのですがなぜか手元に写真がなく、何を食べたのか思い出せないので割愛させていただきます…レシート探して見つかったら追記するかも。

 

12:40 アイスダンスRD

RDとはリズムダンスの略称です。昨季までショートダンス(SD)という呼称でしたが改称されました。シーズンごとにあるリズム(テーマ)とパターンダンス(決まったターンで構成されたステップシークエンスのようなもの)を指定され、カップルたちは指定された内容でプログラムを用意します。

トップ組以外だとフィンランドのトゥルッキラ/ヴェルスルイス組、ドイツのコッホ/ニュヒタン組のRDがよかったです。彼らはワールドでも観られて嬉しかった。

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最終グループではシニカツのツイズル転倒に絶叫し、直後のステブキが落ち着いたいい演技で安心し、パパシゼはやはり圧巻でした。ああアイスダンスってやっぱり最高!好き!という気持ちで競技を観終えました。ロシア人に混ざってマーラーツィー!コールするのは楽しかったです。

 

17:00 夕食

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少し早いですがアリーナシティで夕食。日本食(?)の店があり、そこでカレーチャーハンを食べました。アメリカのドラマでよく出てくる紙の容器に入って渡されました。他に焼きそばとかもありました。味濃いです。

 

18:00 女子FS

リンクに戻り、今大会初めての女子の観戦です。女子はやっぱ衣装のキラキラがどの子もすごい。マエちゃんの衣装がギラギラ選手権優勝って感じでした。他は、エリシュカの絶対サバイブしそうなサバイバーとかペルトネンさんの時のステファンとかブルガリア応援団のみなさんとかが印象的でした。今季ずっとタイツを靴の中にしまっていたザッギーが昨季までの半覆いスタイルで登場して、ゲン担ぎ??と思ったのも覚えてます。本当にタイツの出し方で脚の長さの見え方変わるんだな〜と全く関係ないことを6練中に考えてました。

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整氷中に2020年のグラーツユーロのPVが流れていたのですがロゴがまあまあダサかったです。これリンクに印刷すんの?

レ・ミゼラブルといいつつプログラムのほとんどがI Dreamed a Dreamだったヴィヴェカがまさかの台乗り、サモドゥロワさんへの冷静さを失いまくったご祝儀点(男子のときはあんなに冷静だったのに…)など、SP上位陣が割と僅差だったのもあって女子おもろかったです。ミスを重ねる姿が痛々しかったザッギーもなんとか台乗りできてよかった。

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なんやかんやで今大会で唯一ロシア国歌が流れた瞬間でした。サモドゥロワさんの優勝インタビューの声かわいかった。

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表彰式後に会場を出たら新しい雪が積もってました。

 

22:30頃 ホテルへ戻り、シャワー、就寝

昨日と同じくサクッと寝る支度です。

 

次回予告

早いもので競技は明日が最終日です。ここでAちゃんとの2人観戦も一旦終了になります。推しがメチャちけぇ!公式練習、眼福アイスダンス、実質ハビエル引退セレモニーだった男子フリーなどなどお送りします。ワールドが終わろうともッ ユーロの話をするのをやめないッ!

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ⑤観戦2日目(1/24)編

こんにちは。ワールド21日と23日のチケットがさっぱり手に入らないんだけど、実在する試合なのでしょうか。余剰がありましたら責任持ってお引き取りしますのでご一報願います。ペアみたいよーアイスダンスみたいよー。

 

前回までのあらすじ

mochimochi-life.hatenablog.com

ついにミンスクに降り立ちました。フライトの都合で競技1日目は女子まるまるとペアの前半グループほぼ全組を見逃してしまってますがやむなしです。今日からはみっちり観戦の日々が続きます。

 

9:00 朝食

8時頃に起床し、身支度を整えてホテルのレストランに向かいます。簡単なビュッフェ形式でした。外はまだ薄暗いです。

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全然おいしそうじゃない写真ですいません。写真で感じるよか味はおいしかったです。手前の黄色いのはスライスチーズ、時計回りに進んで茹でソーセージ、ビーツ、トマト、コーン、豆、ハムと見たまんまですが一応解説しておきます。真ん中にあるのはオムレツのようなものです。普通の卵より白身が多いような味でした。全体的に素材の味だけでチーズやハムの塩気以外はほぼ無味です。ビーツはボルシチの材料で有名な根菜です。朝食で出ていたのは多分茹でただけのもので、独特の青臭さがあり私は苦手でした…。煮込むと青臭さはなくなるんですけども。

レストランには「カーシャ(Каша)」というロシア語圏で朝食としてメジャーな甘く味付けたそば粥も並んでいましたが、滞在中は一度も食べなかったです。Aちゃんから「日本人は苦手な人が多いと思う」と聞き、なんとなく手が出ず。でもせっかくなので挑戦してみればよかったです。今回の旅行を通して気づいたのですが、連れが日本人で会話も連れとの日本語のものばかりだといわゆる旅行テンションになりにくく、冒険する機会が減ります。

真ん中のプレートの右にあるのがブルーベリージャムをかけたカッテージチーズ、左にあるのがチーズと小麦粉を混ぜて焼いたもの…ってまあチーズケーキと言えばいいのかもしれないんですがwでもケーキというより混ぜて焼いたものって感じなんですw味は…粉です。カッテージチーズはこれまたロシア語圏(それともヨーロッパ全域なのか?)でメジャーなようで他のレストランのメニューでもよく見ました。うまいです。

ロシア語圏の人は紅茶をよく飲むとのことで郷に従ってみました。

 

全部食べるとそこそこお腹いっぱいになります。今日も長いのでしっかりお腹を満たしてレストランをあとにします。

 

9:40頃 リンクへ移動

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徒歩でリンクへ向かいます。外は晴れていて、朝日が森の向こうから差し込んでいました。放射冷却で一段と寒い!

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大会の看板

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"я ♡ мінск"("I ♡ Minsk")のオブジェですが、なぜかмとіの点がなくなっていて「ミンスク」ではなく「インスク」に。ちなみにロシア語のキリル文字だと「イ」の音を表す文字は"и"で、"і"を使うのはベラルーシ語のキリル文字独特のものです。このオブジェと一緒に後ろの看板の女性のスパイラルを真似したポーズで記念写真を撮ったんですがここには載せません。笑

 

公式練習について

フィギュアスケートの試合では、競技の時間の前に公式練習というものがあります。朝から晩まで試合をやっているわけではありません。公式練習の会場には競技にも使うメインリンクと公式練習のためにしか使わないプラクティスリンクの2つがあり、海外の試合だといずれも試合チケットを持っていれば観覧できることが多いです。

競技の滑走順が決まった後の公式練習はその順番に基づいたグループで選手を分け、30分ずつのグループ入れ替え制で練習スケジュールが組まれます。グループの5人ないしは6人の一人ずつに、自分のプログラムの曲を流して本番同様に滑る時間(「曲かけ」または「ランスルー」)が与えられます。曲かけの時間以外は、スピンを練習する選手あり、ステップを確認する選手あり、バンバンジャンプを跳ぶ選手ありでまちまちです。試合だと贔屓の選手の滑りは数分間、多くて2回しか観られませんが、公式練習では30分見放題ということでとても楽しいです。しかも客席がガラガラなので好きなところに座れる(※ほどほどにするべきとは思います)!

なんか熱く語ってしまいましたがこの日はメインリンクのペアFSの公式練習を観覧しました。練習自体はもっと朝早くからやっているのですが気力がなく、後半のグループから参加です。ペアの選手は練習着で公式練習に臨む選手が多かったような。ヴァネッサ・ジェームズさんの美しさに圧倒されたため写真は全然撮れてないです。

 

11:00 昼食

男子SPは18時前までブッ通しで競技を行うため、少し早いですが例によってアリーナシティのフードコートでごはんです。この日はショーケースにいろいろ惣菜が出ていてオーダーを伝えて盛り付けてもらいその場で会計、という形式のお店にしました。大学の生協みたいな雰囲気です。

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お米が入ったトマトベースのポタージュと、ロシア料理のブリヌイ(блины)です。合わせて5ルーブルなので300円しません。ブリヌイはチーズやハムなどの具を包んだもっちりしたクレープみたいな食べ物でおいしいです!旅行中はこのブリヌイにかなりハマりました。

 

12:00 男子SP

リンクに戻って着席し、競技開始を待ちます。ISU主催の国際A級大会では試合開始の時報としてファンファーレ(これ)が毎回鳴るのですが、初めて生で聞いた…はず。なのでテンション上がりました。血湧き肉躍ります。

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謎の軍人(?)グループが座席数列分を埋めていました。謎です。

男子SPで滑るのは全部で37人です。37人が一人ずつ滑っていきます。グランプリシリーズなら12人しかいませんが、数が全然違います。チャンピオンシップやばいですね。やってもやっても終わらない感があります。グループが7つになるので整氷は3回です。サクサクいきましょう。

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やはり前半のグループの間は空席多めですが、地元ベラルーシ所属の選手の時は大盛り上がりでした。座席が赤と緑に染まります。他にも、スラヴ系というかロシア系の選手には所属国問わず声援が大きかったなと感じました。もちろんロシア3人衆には割れんばかりの声援が送られていて、さながらロステレコム杯のようでした。

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私が贔屓にしてるのはラトビア所属の選手なのですが、直前ウォームアップ(いわゆる「6練」)の前に行う選手紹介の時に振られる国旗を見て「うおおめっちゃ人気じゃん!」とびっくり嬉しかったです。ユーロは色々な国旗を見られるところもまた楽しいです。「さすがにこの国は持ってる人いないんじゃ…」って思うような国でも大体どこかに持ってる人がいます。ユーロに限りませんが。

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SPの順位としては3番手でしたが、やはりハビエルの演技には圧倒されました。オーラが違うというか。もっと気前よく点を出すと思ったけどジャッジのみなさん冷静ですね。

演技後から得点発表までの時間で適当に得点を予想して実際の得点と比べるゲームをしていたのですが、どんどん精度が上がっていって笑えました。37人も観てればそうなるか。

 

18:00過ぎ 夕食

長い試合が終わり、次のペアFSまでの空き時間で食事を済ませます。Aちゃんの贔屓選手であるロシアのミハイル・コリャダくんがSP1位で折返しとなったため2人して浮かれながら店に向かいました。

フードコートにジョージア料理の店があったのでそこにしました。Aちゃんによると、旧ソ連の国々の中で一番料理がおいしいらしいです。実際、少し経つと店に大行列ができていました。

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右にあるパンみたいなのは「ハチャプリ」といってチーズと卵が乗っています。耳みたいな部分をちぎって卵をつけて食べます。塩気があっておいしいです。左の水餃子みたいなのは「ヒンカリ」といいます。中にパクチー入りの肉の餡が入っていて、分厚い皮に包まれています。絞ってある部分は食べないもの(皮が厚くて中まで火が通っていないから)らしく、そこを手で持ってかじります。これもおいしかった!パクチー好きにはヒットすると思います。また食べたいです。

 

19:40 ペアFS

さて、またアリーナに戻ります。前半のグループにいた組たちは今大会で初めて演技を観るわけで、気合入れました。クロアチアの組のツイストリフトが高くて会場がどよめいていたのを覚えてます。あと今季のグランプリシリーズで知ったドイツの組がよくて好きになりました。一昨年のオストラヴァユーロにも出てたんですね。

後半のグループではいよいよメダル争いが本格化という感じです。ちょくちょく顔を出してくる時差ボケと戦いつつ、ボイコワ/コズロフスキー組が台乗りできるかハラハラした〜。イタリアのデラモデル組の初台乗りも見たかったですが。0.14差の銅メダルがわかったときは勝負の残酷さを実感しました。ジェームズ/シプレ組の素晴らしい演技に感動した後タイムバイオレーションの減点でズコーッとなりました。

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表彰式でラ・マルセイエーズを聞けて嬉しかったです。

 

22:30頃 ホテルへ戻り、シャワー、就寝

表彰式までしっかり見て帰るとなかなかの時間です。ちゃっちゃとシャワーを浴びてベッドにIN。余談ですが、滞在中は日中や夕方に眠くなることはあっても夜に眠れない日はなかったです。毎日よっぽど疲れていたんだろうと思いますw

 

次回予告

明日は個人的メインイベント①のアイスダンスRDと女子FSです。アイスダンスの公式練習が楽しすぎてただのおのぼりカメラ小僧になっていたのでその話などを少々。次の記事ではワールド楽しかったです><って言いたい。はぁ。

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ④出発当日+観戦1日目(1/23)編

こんばんは。ワールドでいっぱいいっぱいになる前に怒涛の更新。

 

前回までのあらすじ

mochimochi-life.hatenablog.com

出発直前に不慮の事故でiPhoneを文鎮化させてしまったものの、どうにか前日に体制を整え就寝に成功。いよいよ出発当日です。

(②の記事の航空券予約に関する項にエアチャイナの座席予約について追記しました→

推しを追いかけてベラルーシまで行った話 ②航空券・ホテル・その他いろいろ事前準備編 - しゃくしゃく余裕で暮らしたい

 

4:00 起床

今回のフライトは8:30羽田出発の便です。出発2時間前にはチェックインするように、とのことだったので、羽田第3ターミナルに6:30には着けるような時間に起床。当然外は真っ暗。この時間の平日の在来線はいかにも羽田に行くんだろうなというスーツケース転がした人ばかりで面白かったです。

 

6:40頃 エアチャイナカウンターでチェックイン

第3ターミナルまでつつがなく着いたのでエアチャイナのカウンターへ。ここでAちゃんと落ち合います。カウンターには既にけっこうな数の人が並んでました。有人カウンターの手前にパスポートをスキャンしてチェックインできると思われる自動の機械が何機かあったので使おうとしてみましたが、何度か試してもエラーになるので結局有人カウンターに並びました。ビザが必要になることがある国が行き先だったのが原因だったようです。

※ちなみに、エアチャイナでは一部便でオンラインチェックインができるので私も往路のチェックインを既にやっておいたのですが、どっちにしてもカウンターに行く必要はあるようです。オンラインの意味ある?

3、40分は並んだ後ようやく受け付けてもらいました。係員の人からトランジット時間が短いので気をつけてください、とか言われたけど、こっちが気をつけてどうにかなることじゃないのでは…と思いつつ、スーツケースを預けて航空券を受け取ります。

 

7:30頃 保安検査と出国手続き

よく考えたら羽田の国際線を使うのって初めてだったので、こんな感じなんだフーンとなりました。平日朝だからか保安検査場の入り口は出張ビジネスマンでごった返してました。手続きが終わるまでは20分もかからなかったと思います。途中トイレを済ませ、機内食の朝ごはんどんなんかなーなどと雑談しながら搭乗口へ。

 

8:40頃 離陸

あっという間に搭乗時間になりました。トランジットのことがあったのでディレイしたらどうしようと気が気ではありませんでしたが、まあ想定の範囲内の時間に離陸してくれました。北京までは4時間、時差が1時間あるので到着時刻は現地時間で11:30、ミンスク行きの飛行機は13:00出発です。離陸前に流れる注意事項をまとめたアニメーション映像に出てくる女性キャラクターがおばあちゃん含めてやたら巨乳でうろたえました。機内では日本語吹替版の「グレイテスト・ショーマン」とか英語版「ラ・ラ・ランド」あたりをつまみ見してました。座席モニターを操作するリモコンが反応悪くてめちゃくちゃ使いにくかったです。

機内食はさばの照り焼きごはん(?)またはオムレツというラインナップでした。朝食っぽいオムレツにしたけどしばらく食べられない魚にしてもよかったな。一緒についてくるパンがキンキンに冷えていて少し悲しくなりました。写真は撮りそびれたのでないです。 

 

11:40頃 北京首都国際空港に到着、トランジット手続きへ

到着時間にも大幅な遅れはなく助かりました。沖止めにならないか心配だったのですがそれも大丈夫でした。あと、エコノミーの中でも前の方の席を取っていたため早めに飛行機から出られたのは今思うと大きかったと思います。短時間トランジットを強行する場合、座席選びも大切です。

今回は絶対にトランジット失敗したくなかったので事前予習しておきました。笑 参考にした記事を以下に貼っておきます。

www.miledemile.com

www.hekichi-miler.com

北京首都国際空港は空から見る限り普通に街中にある空港ですが、めちゃくちゃ広いです。なのでトランジットもめちゃくちゃ歩かされます。事前予習の成果があり「とにかく左奥に進むこと」とインプットしていた私(たち)は"Transfer"の看板も参考にしつつ特に問題もなく24時間以内トランジットの乗客用ゲートにたどり着きました。なお、北京空港では国際線から国際線への24時間以内のトランジットの場合入国手続は不要です。

上の1つ目の記事にあるように、トランジット用のカウンターはパスポートと顔を読み取って認証する自動ゲートになっていたため、ここではネットで検索して出てくる体験記ほど大変な目には遭いませんでした。

次は保安検査です。中国の空港の保安検査は厳しいことで有名らしいです。特にリチウムイオンバッテリーの規制が厳しく、定められた規定から外れるものを持っていた場合には手荷物・預け荷物問わず即没収されるそうです。

モバイルバッテリーについてはこちらの記事をご参照↓

http://jp.bcia.com.cn/server/notice/safe.shtml北京首都国際空港の公式HP、日本語だけどいかにも機械翻訳な感じ)

poyatrip.xyz

空港規定のうち、ワット時定格量(バッテリー容量)の規定は普通のモバイルバッテリーなら大体クリアしてると思うのですが、公式HPにある「明確な標識があり、定格出力は100Wh未満または等しい」の「明確な標識」というのがネックです。要するにバッテリーの外側にワット時定格量がわかる表記がないとダメ、ということなのですが記載がない市場流通品もないわけではなく、運悪くそれを持ち込もうとした人が没収の刑に遭ったりするみたいです。私は手持ちのAnker製バッテリーに当該表示があるのを確認していたので、ちょっと心配には思いつつ普通に持ち込みました。

平日の午前中だったからか保安検査場にはそこまで人は並んでいませんでしたが、係員の怒号のような指示の声と荷物を置く用のバスケットを叩きつけるような荒々しい音が検査場に響き、異様な雰囲気を醸し出していました。

行きの手荷物は多くて整理しきれていなかったので何度かX線ループさせられ、入念なボディーチェックも受けましたがなんとか通過。これでトランジットの手続きはほぼ完了です。結局思っていた以上に余裕があり、30〜40分程度で終わったのではないかと思います。なんとかなってよかった〜と安堵するのもそこそこに搭乗口に向かいますがこれまたえらい遠かったです。

 

余談ですが、北京空港内では無料で飲料水とお湯を利用できるサーバーが各所に設置されています。フライトの後は喉が乾くので便利でよかったです。お湯を使ってカップ麺作ってるおっちゃんがいました。自販機ではスプライトや午後の紅茶などが売ってました。

 

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「空港でーす!」って感じの写真。

 

12:40頃 搭乗→離陸

ミンスク便は搭乗カウンターからバスに乗り込み、飛行機が停まっているところまで移動して搭乗します。便の番号を見てカウンターに向かっていたのですが、なぜか行き先表示がブダペストになっていてAちゃんとこれ合ってる?大丈夫?と不安になりました。おそらく利用したのがミンスク経由のブダペスト便だったためにこういう表記になっていたのだと思います。そりゃこんな数の人がみんなミンスクで降りるわけないよね!と失礼すぎる納得の仕方をしました。同じ便の搭乗待ちではしゃいでる幼女が可愛かった。

飛行機は羽田-北京便よりさらにコンパクトな機体でした。ここから約9時間半のフライトで、現地時間の17:20に到着予定です。巨乳なおばあちゃんも見慣れてきました。しばらく滑走路をうろうろした後、定刻からやや遅れて離陸しました。

機内で"Crazy Rich Asians"の日本語吹替版を観たので舞台のシンガポールに行きたくなってしまいましたが、でもこれから行くのミンスクだしな…と若干ブルー(?)になったりもしました。あと、上海SOI(スターズ・オン・アイス、アイスショーの一つ)のテレビ放送版?があったのでそれも観てました。トイレに立った時に近くを通った人がそのSOIの映像を観ていたのでラインナップにあることを知ったのですが、あの人は同志だったのだろうか。 

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闘牛士のハビエルさん

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ツイズルするシブズ

 

機内食の写真です。基本的にエアチャイナのエコノミーの機内食は全部「とりあえず醤油味のあんかけとけばええやろ」みたいな仕上がりでした。味付けは濃い目でまぁ食べられなくはないけどすごく美味しくはない…みたいな感じでした笑  飲み物サービスでもらったビールはそこそこ美味しかったです。あ、あと"Tea"と言うと出てくるジャスミンティーも美味しかったです。この時の食事についてきたパンはあったかかったです!!

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そんなこんなで時々うつらうつらして…起きてSOIや映画を観て…を繰り返し、ようやくミンスクに着陸する時刻が近づいてきました。

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ロシアかベラルーシ上空の雲海

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雪景色!

 

17:30頃 ミンスク国際空港に到着→入国審査へ

ついにミンスクに着きました。マジでベラルーシまで来ちゃったwwとなぜか笑けてくる私とAちゃん。いそいそと飛行機を降り、入国手続きに向かいます。

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ちょうど日の入り近くの時間帯でした。

 

ミンスク空港は本当にここ空港?と思うくらい(すみません)こぢんまりとした建物で、薄暗くて灰色の内装が公立学校みたいな雰囲気です。そして、観光客もそんなに入ってこないのか、親切な表示も少なかったです。

イミグレーションどこ…?となった私たちはとりあえず人がたくさん並んでいるところにしばらく並んでみたのですが、列の先をよくよく見たら"Transfer"の文字。えっこれ違くない?となり、空港職員を捕まえてどこに行けばいいのか聞きたかったのですがそもそも空港職員が全然その辺を歩いてない。

やっと見つけた職員の人にはこの列はトランジットの列ですよ、と言われてしまい列を離脱したはいいものの、じゃあどこに行けばいいの??とまた路頭に迷う私たち。天井近くの表示の中に"VISA"という文字を見つけ、ここに行けばいいの?でも私たちビザ不要の入国じゃない?ここでまとめて入国手続きしてるのかな?などとハテナマークを大量に抱えながら移動しました。

"VISA"の表示の先には小さな窓口と何人か手続きを待っていると思われる人たちがいました。しかし、よく見るとそこはただのビザの発行カウンターのようで、窓口で職員と会話している男性も明らかに観光目的の入国じゃないっぽい。やっぱり場所違うんじゃない?とは勘付き始めたけど、じゃあどこに行けばいいのかがわからない。と悩んでいたら視界の端に空港職員の人が!あの人に聞こう!と思ったら歩くの早いしこっちに気づいてない!あー行っちゃう!ということで、到着早々空港の廊下で"Excuse meeeee!!"と叫ぶ羽目になりました。

職員の人は事情を話すと入国はこっちだよ、と案内してくれました。空港の建物に入って最初に向かった方向が間違っていたようです。1階分下に降りて、保険購入の窓口まで連れていってもらいました。保険購入の話は本シリーズ①の記事をご参照。

保険を購入したらすぐ横にある入国審査のゲートに向かいます。係員の人がいくつか質問をするのでそれに答え、搭乗券とパスポートを見せて許可が下りればスタンプ押印、という手順は他の国とそこまで違わないかと思います。ただし、私の場合先にゲートに行ったAちゃんが普通にロシア語で受け答えしていたからか、のっけから容赦なくロシア語で質問されました。当然何も理解できないので、「ごめんなさい、ロシア語はわかりません。英語で話していただけますか」という旨の英語を喋ってみたところ、係員の人は若干面食らった後にじゃあもういいですよ通って、というようなジェスチャー(苦笑込み)で特に質問もなくスタンプを押されました。それでいいのか?

 

18:30頃 荷物受け取り・SIMカードを購入

思わぬタイムロスはありましたが、無事に入国できました。スーツケースを受け取ったらSIMカード売り場を探します。1階左手をずっと行くとМТСという赤いロゴの通信会社のブースを見つけました。ロシアの大手通信キャリアで、紛らわしいですがМТСというのはキリル文字の表記でアルファベットではMTSだそうです。現地でずっとエムティーシーエムティーシー言ってましたが間違いでした。

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実際に使ったSIM。会社のロゴマークが昔のTwitterの初期アイコンみたいですよね(インターネット老人並感)。

料金は忘れちゃったのでMTSのサイトを見てみたのですが、多分このプランです。→MTS SMART Guest - The reason to become closer!

電話番号つき、30日間で1GBの通信プラン。1GBを超えた分は課金されていくシステムだったと思います。14ルーブルとあるので日本円で770円ほどです。もっと安いプランの会社もあると聞いていたので若干割高感がありますが大手キャリアだしこんなもんでしょうか。それでも日本と比べるとかなり安いです。

 

19:00頃 タクシーを手配しホテルへ

SIMを買う前に現金の両替をしていたのですが省略します。€40分を両替しました。

空港ではいわゆる白タクのおっちゃんたちが"Taxi?"と営業をかけてきますがボッタクリなので無視し、今しがた手に入れたばかりの電話番号を使ってUberからタクシーを呼びました。数分でタクシーが来たのですが、今まで使っていたはずの私のスマホがなくなった!というアクシデントが起こりしばらくワチャワチャしてから乗り込みました(手荷物のボストンバッグに入ってました)。

空港からホテルまで幅の広い道路を爆走します。これは比喩ではなくメーターを覗いたら100km/hくらい出てました。下道のはずなんですが… 道中はしばらく森が続いた後イオンみたいなショッピングモールがちらほら出てきてだんだん街っぽくなっていきました。ケンタッキーとバーガーキングの店舗をよく見ました。

ネット環境が手に入ったので車中でユーロの女子SPリザルトを確認し、翌日の男子SP滑走順を見てわーわー騒ぎ、ペアの最終グループ間に合うかなあ、などと話していたらホテルに着きました。40分くらいで着いたかな。運転手の兄ちゃん、飛ばしてくれてありがとう。

 

20:00頃 ホテルでチェックイン→アリーナへ

予約していたホテルでパスポートを見せてチェックイン。建物のあらゆるところが薄暗いホテルでした。笑

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映画「シャイニング」ばりにおどろおどろしい廊下

荷物を置いて一息ついたらすぐアリーナに向かいます。今からなら最終グループに間に合うかも!でも道が暗くて方向がわからん!としばらく右往左往しましたがなんとか会場に入れました。

 

20:15頃 いよいよ観戦(1グループ+1組だけ)

会場に入ると1つ前のグループ内最終滑走のパブリュチェンコ/ホジキン組の演技中でした。ロシアのカップルなので技が決まったときの歓声も大きく、試合にキタ〜〜!と実感できました。

彼らの演技が終わるまでは入口近くで立って待機し、最終グループの直前ウォームアップが始まったところで購入した座席へ向かいました。すると、私たちの席が2つとも知らない人に座られている…。ちょっと困惑しつつも、Aちゃんが「この席私たちの席です」というようなことをチケット見せながら話しかけると普通にどいてもらえました。この現象は旅行2日目以降も私たちの周囲で多く見られました。要するに、ベラルーシ人なのかロシア人なのかはわかりませんが彼らは自分のチケットを持っていてもそれよりいい場所の座席が空いていたら特に躊躇することもなくそこに座っちゃいます。声をかければどくので別にいいんですが、そういうやり取りを演技中にやられるとまあまあ迷惑だったので正直に自分の席に座ろうよ…と思います。まあ、自由な大会ということですね。

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直前ウォームアップ中のリンク

 

最終グループでは個人的に応援しているフランスのジェームズ/シプレ組が好演技でSP1位につけたのでわーいでした。ロシアのタラソワ/モロゾフ組の謎編曲ラフコンを生で観られたのにも興奮しました。本当に謎編曲だった。。。。

 

21:00過ぎ 夜ご飯→ホテルへ戻り就寝

ペアSPが終わるともう21時近かったです。アリーナ近くのモール"Arena City"で腹ごしらえすることにしました。せっかくだし初日はベラルーシ料理を、ということでフードコート内の「ドラニキ」が食べられる店にしました。ドラニキ(Драникн)は、ネットで調べるとじゃがいものパンケーキ、と紹介されていることが多いです。ですが実際に食べてみると粉感はあまりなく、ハッシュドポテトを平たくして焼いたものって感じでした。この時食べたドラニキはおいしいはおいしいんだけど割と油っぽかった上にクリームもこってりしてたので半分ほど残しました…。すまん。

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レシートが写り込んでいるので8ルーブルだったっぽいです。400円でこのボリュームは充分な量だと思います。

 

手早く食事を済ませてホテルへ戻り、シャワーを浴びました。翌日は朝からペアの公式練習を観覧したかったので、スケジュールを確認して23時頃にベッドに入ります。長い一日でした。

 

次回予告

競技2日目は男子SPとペアFSです。ベラルーシ応援団とロシア応援団に圧倒されつつもSP37人耐久レースを駆け抜けた後は、早くもフリーの緊張感に晒される私たち。チャンピオンシップ丸一日観戦を乗り切れるのか?公式練習から表彰式までフルコースでお送りします。